【ハイキュー】顔見せない系女子と妹

十五球目！ ページ18

燐side


ただいま青葉城西との試合中です。

私は過去に何があったかとか知らないけど

センター分けのジト目君と
らっきょヘッドのとんがり君は影山くんを
影山くんはその二人を気にしてる


いやぁ……青春だね！！！

ちなみに今は1セットめの半ばぐらいかなー…

レベル高いねぇ…うんうん…チームワークもいいし…えーっとこれはあれでしょ？


『仲良きことは美しきかな…？』

「お前がそんな言葉知ってたなんてな」

…は？

『ひっ…』

監督…！！？

「よぉ…烏野のCOACHやってるらしいな…」

……今…

『いやなんでちょっと発音良さげにコーチって言った？え？なんで？…え？？？』

「……烏野…いいチームだ」

『人の話聞けよ』

「まぁお前は相変わらず顔は見せねぇーし表情筋死んでるし…安心したわ…」

『いやあんた人の話聞かなすぎな。相変わらずすぎな。直せよそこは』

「…人は…前だけを見て生きていくのさ」

『黙れよあんた。』

「コーチには敬語使えって言っただろ？」

『もう話コロコロ変わりすぎなんだけど。ていうか敬うべき…いや、普通の常識がある人には敬語を使うものだろ？』

「それわしが敬えないって言ってる？常識ないって言ってる？」

『あ、分かったんだ』

「いや分かるし！」

あ、この人は若鷹義則。
私の学生時代の部活のコーチ

もともとは日本代表を背負っていた人

私が頭を下げてコーチになってくれるように頼んだ人

「お前…腕が落ちたか」

『は？そんな分けないだろなめてんのか』

「いやでもお前がコーチやってるっていうからもっとレベルが高いのかと思った」

『烏野の子達にあったのは数時間前だ。
それにあいつらはただ弱いんじゃない。伸び代がある…未来がある弱さ…』

「まぁこれからどうなるかは…おまえにもかかってるんけだな」

『あんた私がプレッシャーに弱いの知っててそういうこと言ってるだろ』

「あぁ」

『少しは否定しろ』

「だって「プレッシャーとかどうでもいい…( ´,_ゝ`)」みたいな感じじゃん？」

『今明らかにバカにしただろ』

まぁ…この人のことを好きか嫌いかで言ったら



嫌い。私はそう即答できる自信がある。

「こころなしか貶された気がする…」

『気のせいじゃないのか』

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