【ハイキュー】顔見せない系女子と妹

十球目！ ページ11

及川徹side

今日は月曜日だから部活は休み
岩ちゃんの家に行って今帰り

まだ4時半ぐらいだけど明日の烏野の練習試合に向けてしときたいことがあるからさ


もうすぐ家だ

角を曲がると


ﾄﾞﾝ


フードを被った人にぶつかって


足を捻った


『あ、すいません！大丈夫ですか！？』

及「あ、大丈夫です」

『…足捻ってる』

及「あ、大丈夫ですから！」

『大丈夫じゃないです！私の家に来てください！』

及「ほんとに大丈夫なんで！」

正直迷惑だ…シップ貼っとけばいいし
あ、でも明日烏野と練習試合かー…なんて呑気な事考えてたら

『捻挫舐めてたら痛い目あいますよ！』

結構相手の押しが強くて付いていくことにした

『ここです。どうぞ』

及「あ、おじゃましまーす」

いつもの及川さんと違うって？
この間「初対面のやつにもそんなんだったら第一印象最悪だぞ」って言われたんだ
だからちょっと封印ね

今テーピングしてもらってるんだけどさ
なんか凄いよ…！上手いし慣れてるし

及「テーピング慣れてますね」

『バレーをしてて』

及「バレーですか！？」

『あなたもしてるんでしょう？』

及「え…なんで…」

『雑誌に載ってました』

及「そうなんですか…」

『ちょっと前までは私が雑誌に載ってたのに…って思うと複雑ですｗ』

及「え？どこ高ですか？」

『夢のヶ丘高校です。その時は人数も五人しかいなくて私がWSとS両方してたんだ…懐かしいな』

夢のヶ丘といったら佐久間燐
無名だった夢のヶ丘を強豪として有名にしたと言われる選手

及「夢のヶ丘！？強豪じゃないですか！」

『一時期だし二年前急に有名になってすぐおちた…』

及「佐久間燐選手と知り合いなんですか！？」

『私がその佐久間燐なんだけどな』

及「へぇそうな、ん？えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

さらっと爆弾発言をしてきた燐選手

『すごい反応』

及「ずっとファンで！！」

一個しか歳は違わないのに奇抜な技に相手を見る観察力洞察力

『そうなのか、ありがとな！おしテーピング終わったぜ。さっさと接骨院行って来いよ。明日練習試合何だろ？』

及「なんで知ってるんですか…」

『妹が烏野のマネなんだわ。あと明日は烏野と一緒に行動することになってるから一応敵だけど、よろしくな』

及「敵か…」

『あぁ。あとほんっっっとに!!足ごめん!!!』

最初の方迷惑だって言ってた自分を殴りたい

及「全然大丈夫です！では」

でも最後まで顔見れなかったのはちょっと…ね？

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