159 ページ9
.
そういえば、あの時敬浩さんは私に、その意味を伝えてくれようと追いかけてくれたのかもしれない。
だけど、私は逃げてしまった。
伶菜「ー…私なんかの意見で大丈夫かな？苦笑」
「ありがとう。すごく参考になったよ。ー…伶菜に話してよかった。」
伶菜「えへへ。笑」
照れ臭そうに笑う伶菜。
前までの私なら、1人で抱え込んでいた。
これも、篤志さんや敬浩さんの言う変化というやつなのだろう。自分でも実感できる。
その後、伶菜は仕事までの時間、いつも通り部屋で本を読んで嬉しそうに出かけていった。
部屋に1人になって考えてみる。
不器用ながらも、まっすぐに私を好きだと言う片寄。
私を知りたいと言う今市。
私はもっと真剣に彼らのことを考えていかないと。伝えてくれる想いに真摯に向き合わなければと思う。
「ー…うーーーん。」
数原「眉間のシワやばいよ。」
「うわっ。数原いつの間に。」
机で考えごとをしていると、いつの間にか目の前に数原がいた。
数原「いやいや。失礼しますって言ったらちゃんと返事あったし。」
「完全に無意識。」
数原「は？笑 変なの。ま、いいや。久しぶりにノート。ほいっ。」
私は数原から作詞ノートを受け取る。
「ん。見とく。」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 574人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kanna(プロフ) - 美於さん» ありがとうございます！ (2016年9月13日 21時) (
レス) id: 97b1d39c7b (このIDを非表示/違反報告)
美於(プロフ) - kannaさん» 頑張ってください！！ (2016年3月11日 17時) (レス) id: cb3f3a70f0 (このIDを非表示/違反報告)
kanna(プロフ) - manareo0113さん» ありがとうございます！すごく亀更新にはなってしまいますが、完結までは頑張りますので！ (2016年2月19日 0時) (レス) id: 332092df94 (このIDを非表示/違反報告)
kanna(プロフ) - 美於さん» ありがとうございます。お返事遅くなってごめんなさい！がんばります！ (2016年2月19日 0時) (レス) id: 332092df94 (このIDを非表示/違反報告)
manareo0113 - kannaさんのペースでこれからのお話投稿していってください!!楽しみにまってます★ (2016年1月11日 1時) (レス) id: e54fdd60ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kanna | 作成日時：2015年7月12日 14時
