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ー今市sideー
撮影が終わってから、Aの部屋に向かった。
この間のLIVEが終わった後、龍友に言われた。
“隆二さんは何を守ったんですか？”
俺は答えられなかった。
何も守れなかった。自分では。
自分の夢も、一緒に夢を追いかける仲間も、好きな人も、守りたかったものはたくさんあったのに。
結果、俺は何もしてない。
守ってもらうだけだった。
それがわかって、悔しくて、情けなくて、Aのことも守れない自分に嫌気がさして。
でも、一緒にいたいと思うことには変わりなくて。
今度こそ、守りたい。
それを伝えたくて、Aの元に向かっていた。
Aの部屋の立ち入り禁止の札はなくなっていた。
仕事に切りがついたのだろうか。
Aには、告白したあの日以来会ってない。
そして、あんな事件があった。
Aは俺を恨んでるだろうか。
1人で苦しんだのだろうか。
そんなことを考えていると、扉にかかる手が震えてしまう。
深呼吸をして扉を開けた。
今市「失礼しまー…」
扉を開けて思わず絶句する。
Aのデスクがない。ピアノがない。
ソファーがない。
Aがそこにいたという形跡がない。
今市「A？」
読んでみても返事はない。
携帯に連絡してみても繋がらない。
俺はそのまま臣に連絡をしていた。
登坂「もしもしー。隆二？どうした？」
今市「ー…臣…Aがいない。」
登坂「ー…は？…とりあえず、俺もあと少しで事務所に着くから待ってて。」
臣にそう言われ、Aが消えたその部屋に立ち尽くした。
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kanna(プロフ) - 美於さん» ありがとうございます！ (2016年9月13日 21時) (
レス) id: 97b1d39c7b (このIDを非表示/違反報告)
美於(プロフ) - kannaさん» 頑張ってください！！ (2016年3月11日 17時) (レス) id: cb3f3a70f0 (このIDを非表示/違反報告)
kanna(プロフ) - manareo0113さん» ありがとうございます！すごく亀更新にはなってしまいますが、完結までは頑張りますので！ (2016年2月19日 0時) (レス) id: 332092df94 (このIDを非表示/違反報告)
kanna(プロフ) - 美於さん» ありがとうございます。お返事遅くなってごめんなさい！がんばります！ (2016年2月19日 0時) (レス) id: 332092df94 (このIDを非表示/違反報告)
manareo0113 - kannaさんのペースでこれからのお話投稿していってください!!楽しみにまってます★ (2016年1月11日 1時) (レス) id: e54fdd60ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kanna | 作成日時：2015年7月12日 14時
