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隼「え?涼太くんがチケット貰ったのってAさん?」
涼太「うん。あの子!隼知り合いなの?」
隼「僕が直接知り合いなのは、ドラムのメンディーさん。でもこの前evergreenの練習見学させてもらったけど、震えましたよ。」
涼太「そうなんだ。」
演奏を待つ隼はキラキラした目で、ステージをみている。
「こんばんわー。evergreenです。」
ボーカルが口を開くと歓声があがる。
透き通った声がライブハウスに響いた。
隼「涼太くん、覚悟をした方がいいよ。」
涼太「ん?なにを。」
隼「僕はこのバンドに一目惚れした。でも、それじゃだめなんだ。僕たちはライバルになるんだから。」
真剣な隼の横顔に思わず見入ってしまったが、すぐにバンドの演奏に持って行かれた。
すごいんだ。
何がって?
全部がすごいんだ。
圧倒的な歌唱力。
演奏スキル。
どれをとっても、今日いたバンドとはレベルが違う。
ここまで出来ても、こんな小さなライブハウスでライブをしているのか。
俺たちは、まだ客すら集まらない。
それどころか、曲も書けてない。
すごい。
一生敵う気がしない。
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kanna(プロフ) - にこさん» わたしなんてくそやろうですよ。はい。 (2017年8月4日 23時) (レス) id: 97b1d39c7b (このIDを非表示/違反報告)
kanna(プロフ) - 橋本さん» 早速読んでいただけてうれしいですー( ; ; )更新頑張ります。 (2017年8月4日 23時) (レス) id: 97b1d39c7b (このIDを非表示/違反報告)
橋本(プロフ) - 更新ありがとうございます( ; ; )噛締めつつ読みまくりました!! (2017年8月4日 22時) (レス) id: 434dd74df3 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 更新待ってます!表現力すごいですね!頑張ってください! (2017年2月1日 23時) (レス) id: 0755140185 (このIDを非表示/違反報告)
kanna(プロフ) - のいさん» うわあ。嬉しいです(;_;)全然更新してなくてごめんなさい!龍友!わたしのイメージの龍友を褒めていただけて幸いです! (2017年2月1日 1時) (レス) id: 97b1d39c7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kanna | 作成日時:2016年10月19日 15時