仮面 ページ21
Aside
『…嘘なんてついてませんよ？』
それでも、隠し通さないといけない
なぜなら、私は"代表"で居なくちゃいけないから
ut「いや、嘘やで、なぁ？ゾムさん」
zm「…………おん」
『なぜ、そう思うのです…？』
zm「…」
根拠がないのに嘘、だなんて言わせない
ut「あんな？普通事故だけやったら打撲痕とか多少の切り傷で済むはずやねん。もちろん例外はあるで？でもそんな大きな事故やったらもっと大きな後があるはずやねんな？
でも、Aちゃんの傷はちゃう。
もしかしたら事故が起きたのは本当かもしれへん。でもそれだけやないやろ？
沢山の打撲痕、それは殴られたやつやと思う。
あとな、火傷のあととか針が刺されたあととかもあんねん。
…………虐待されとるんやろ？」
真っ直ぐ私のことを見据える鬱さん
………………今まで隠してきたのが全部意味なくなるじゃないか
『虐待、なんてされてませんよ？』
あの人にバレるのが怖い
だから今まで隠し続けてきた
あの人にバレたら、また殴られる
なんで他の人に言った！？って怒られる
それが怖かった
だから、また私は嘘をつく
『………確かにこれは事故で出来たものではありません。あなた達に嘘を着いたこと、謝ります。
でも、虐待で出来た傷ではないのでご安心を。』
5人から突き刺さる視線
室内を包む異常なまでの威圧感
………………さっさと帰りたい
ut「なんで」
そう彼が言った瞬間、私の体は限界を迎えた
『おえっ……ゴホッ、ゴホッ……うっ、はぁはぁ…』
とてつもない吐き気と頭痛に立つことも出来なくなり思わず足をついて口元を抑えた
gr「おい！」
ut「Aちゃん！」
zm「え！？」
tn「大丈夫か！？」
sho「なんで…」
kn「………」
数人私に近づいてくる
来なくて大丈夫です
そんな上っ面の言葉を考えるほど私の体は元気じゃなかった
『来るな！』
ピタッと止まる足音
『大丈夫だから…来るなよ…』
それでも体はどんどん酷くなっていくばかり
いつもの敬語を、仮面を外してしまった
その後悔が胸の中で渦巻いてさらに気持ち悪くなっていく
『今日は……もう、無理……帰、る』
そう言い残し、気持ち悪い身体に鞭を打って走り出した
「ー！？」
後ろから何か言っているのが聞こえるがそんなの無視だ
学校での仮面が外れたことに恐怖を覚えてすっかり暗くなった道を走った
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みーや(プロフ) - いぬみやさん» 泣いてくれたんだ……ありがとうございます！！優しい心を大切にしてくださいね！！ (2020年6月7日 21時) (
レス) id: 23801471bd (このIDを非表示/違反報告)
いぬみや(プロフ) - もうすごい泣いた。久しぶりだよこんなに泣いたの (2020年6月7日 21時) (レス) id: 3bfc13df40 (このIDを非表示/違反報告)
みーや(プロフ) - 缶コーヒーさん» わぉ、、、訂正コメありがとうございます！全然気付かなかった、、、直してきます！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 23801471bd (このIDを非表示/違反報告)
缶コーヒー - 少し訂正願います。ページ23の三行目のお風呂のとこ，風呂も食べずになっております。ちゃんとは「風呂にも入らず」だと思います。長文失礼しました！これからも応援しております！ (2020年6月7日 8時) (レス) id: b386527986 (このIDを非表示/違反報告)
みーや(プロフ) - #omm_おまめさん» ありがとうございます(泣)共感、、ですか、、いつもお疲れ様です！頑張りましょう！ (2020年3月22日 13時) (レス) id: 23801471bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みーや | 作成日時：2019年8月4日 22時
