独占欲強い系男子【USSS】【短編集】

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「誰やねんキュウリ買ってきたの！」

「坂田がカゴに入れた」

「まーしぃが気づかず会計した」

「擦り付け合わんくてええねん！」

『あはは！センくん私にちょうだい！』

「Aマジ神」

「A、センラを甘やかさなくていいんだぞ」

「うらたん厳しいー！」

くだらない会話。

でもこの時間が何より幸せな気がする。

「坂田お前またコーラ飲んでんの？」

「飯にコーラって合わんやろ」

「別にええやん！まーしぃとセンラも酒呑むやろ？」

「まぁ、せやな」

「それと一緒やって！」

この風景が見られるのってもう長くないのかな？

誰かがこのシェアハウスから出て行ったら終わりだもんね､､､

「A、どうかしたか？」

うらたんが声をかけてきた。

気付けばみんながこっちを見ている。

『､､､幸せだなって思って。みんなとワイワイ楽しく出来るのが何より幸せな時間だなって思って。後どのくらい一緒に暮らせるかわからないけど､､､』

「待って、A出て行くん？」

『え、そんなわけないじゃん！､､､ただ誰かが欠けたらこの風景もう見れないんだなって思って､､､ちょっとしんみりしちゃってた』



「大丈夫」



「俺らは誰も出て行かんよ」



『、え』



「ずっとAと暮らしていきたいって俺らみんな思っとるから」



「だから安心しろ。俺らはどこにも行かねぇよ」



『みんな､､､！ありがとう！』





実は4人全員がAちゃんを想っていることはまた別の機会に。

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