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*



...あれ、蛍ってこんなにかっこよかったっけ。


いや、もともと綺麗な顔立ちだけど、なんだかかっこよさが10割増な感じがする。





身体の、心のずっと奥からなにかが湧いてくる感覚。
なんだろう、これ。




目の前にいるのに、こんなに身体が触れ合っているのに、今すぐ彼を抱きしめたい、もっと近くで彼を感じたい。







あぁ、これが、この感情が、愛しくてたまらないってやつなのかな。








「っ蛍...好き、大好き」






気づいたら、それは言葉になって口から飛び出していて。






「ッ...本当、とことん煽りにくるね」

「へ...」

「キスまでで留めようと思ったけど...抑えられそうにないから、覚悟しろよ」



口調が、目つきが変わった彼に、心臓がうるさく反応する。


ぼーっと見惚れていると、服の中に侵入してくる大きな手。




「あ、あの、っひ...?!けけけ蛍!ストップ!」

「無理」

「ぇ、ちょっ...んっ!一旦触るのやめっ...」




彼の指が身体の線をなぞる度に、いやらしく反応してしまう自分の身体。


背中もお腹も、腰も全部、触れられたところから熱を帯びていく。




「ここでやめるとか、余程の賢者じゃないと無理だから」

「っ、賢者って...、っひゃ、ぁ...!あ、」






蛍の手が内ももに差し掛かると同時に、思い出したことがひとつ。




「蛍っ、ケーキ!干からびちゃう!」

「...キミよりケーキを優先しろって?この状況で?」

「いや、だって、好きなモノは先に...って、」

「よくわかってるじゃん。好きなモノは先に食べる派だから、僕」





そう言いつつも手を止めない蛍。


あっという間にボタンが全て外され、乱れた服が床に落ちる。





「っだから、先に食べない、の...?ぁっ、」

「食べるよ、好きな方を先にね。ってことで、いただきマース」

「え、ちょっ、待っ──」







── ケーキより、Aを食べたい。









このあと、しっっっっかり頂かれたAちゃんは、しばらくおうちデートを許可してくれなかったそう。






(僕のいちばん好きなモノは、キミだからね。)









"ドライ"なんぞ、表の顔に過ぎず。

実はしっかりむっつりすけべな月島くんでした。






*
*
中編になりがちですね。
作者に短編は難しいようです。

月島くんは常にナニか考えてそう(赤葦くんも)

*居残り × 縁下力→←*



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設定タグ:ハイキュー , HQ , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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作者(プロフ) - 花さん» ありがとうございます。忘れ雪シリーズ中心で書いていこうと思うので、更新遅くはなってしまいますが書かせていただきます!待っててくださると嬉しいです。 (2021年5月22日 13時) (レス) id: ed687f0afb (このIDを非表示/違反報告)
- リクエストよろしいでしょうか?→影山君で股ドンお願いします! (2021年5月22日 11時) (レス) id: 5a0f0dfb22 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - 花さん» コメントありがとうございます。嬉しいです(;_;)励みになります! (2021年5月4日 10時) (レス) id: ed687f0afb (このIDを非表示/違反報告)
- とっても好みでした!体調を崩さないように気をつけてくださいね! (2021年5月3日 18時) (レス) id: 5a0f0dfb22 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - クマさん» お気遣いいただきありがとうございます...(;_;) のろのろになりますが、見守ってくださると嬉しいです。コメントありがとうございました(;_;) (2021年4月18日 15時) (レス) id: ed687f0afb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:作者 | 作成日時:2021年1月15日 22時

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