2人の関係…☆★ ページ37
口元が緩んだ私を勘久郎さんが不思議そうに
見ていた。
勘)「？僕、変な事言ったっスか？」
A)「いえ！ただ、前に雲林院さんにも
同じ様な事を言われた事があったので思い出し笑いです！」
勘)「ははは、きっと皆そう思うんじゃないスかね？何でも面倒くさがるから」
A)「そうなんですか？私は、勘久郎さんが面倒臭がる事あまり見た事が無いんです」
勘)「へぇ…不思議な事があるもんスねぇ」
そう言った勘久郎さんの言葉が
まるで自分の事じゃないかの様に聞こえて
他人の話を聞いている様な勘久郎さんの反応に
胸が締め付けられた気がした。
勘)「そもそも、この話を受けた時点で
かなり意外で驚いてるんスよね…実は」
A)「…相手が私…だからでしょうか？」
勘久郎さんが紡ぐ言葉に不安になり
思わずストレートに問いかけた
勘)「いや…もしかしたら、相手が君だから
受けたのかな？と思ってた所っスよ。
普段、こんなに何でも話す事も あまり無いんで」
予想外の言葉に嬉しくて
涙が溢れそうになるのを必死に耐える。
勘)「君は…不思議な人っスね
一緒に居ると、僕もここに居て良いと…」
そこまで言いかけて
勘久郎さんの表情が曇る。
勘)「…何でも無いっス。…腹、減らないスか？」
A)「…あ！そうですよね…しばらく点滴だけでしたし、お粥作ります！」
勘)「…！…ありがとう…ス」
・・・・・・・・・
【勘久郎side】★
どうして、何も聞かないんだろう…
つい、言い過ぎてしまった僕の言葉。
普通なら、気になって
聞いてくると思うのに…
ただ、黙々と僕の為に粥を作る姿は
どこか楽しげで
見ていて心地が良い…
周りの人達との関わりや
陰陽師での職務や医院の今日までの事は記憶にあるのに、
目の前の彼女の記憶だけが何一つ無い…
こんな事があるのだろうか。。。
新たな双星…
しかも、それが僕だ何て…
受け入れ難い現実と
思い出せない現状に、頭を抱える事しか出来ない。
A)「…さん？…勘久郎さんっ？！」
呼び声に気が付き
僕は顔を上げる。身体中から冷や汗が出ていて
気付いた彼女がタオルを持って駆けてくる。
A)「気持ち悪いですか？何処か痛みますか？」
心から心配しているであろう、その表情は
優しさで溢れていて
今の僕には眩しいくらいだ
勘)「あぁ…申し訳無いスね。大丈夫ス」
A)「無理はしないで下さいね？」
これから…どうするべきなのか
分からない。
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ルリア - Blue♪さんのイラスト大好きです！毎回楽しみにしています！ (2018年8月28日 18時) (
レス) id: c9ed3a344b (このIDを非表示/違反報告)
白糖 - 横入りすいません！！めっちゃ作品面白いです！色々大変だと思うんで、更新、焦らず、無理せず頑張って下さい！ (2018年4月25日 17時) (レス) id: 256f208bca (このIDを非表示/違反報告)
十夜 - Blue♪さんの言う通りだと思います。その予測が当たっていないにしても、誰でも見れるところに書くのは、あくまで私ですが、ダメだと思います。 (2017年10月29日 0時) (レス) id: 8fd261922c (このIDを非表示/違反報告)
Blue♪(プロフ) - ミントさん» いえ、その予定ではありませんでした…私は良いんですけど、コメントで予測はあまり良い物では無いような気もします！ (2017年10月26日 17時) (レス) id: 40011dc059 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - 苦笑。ケガレ落ちの術の使い手なんて極端に限られているのに生成登場…あれですか。レゾナンスで布瑠の言やって人間に戻すための前振りでしょうか。にしてもケガレは現ではすぐに陽の気で灰になるってアニメでも原作でも共通なのに本土のケガレ風情が長く現に居残って (2017年10月26日 5時) (レス) id: a9bb136f04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Blue♪ | 作成日時：2017年7月6日 16時
