今後の選択☆ ページ35
有馬さんの紡ぐ言葉が頭では分かっているのに
理解出来ずに居た。
有)「これも、神子を誕生させる為…分かってくれるかい？Aくん…」
そっと、有馬さんの手が優しく肩に置かれる
いつもより優しい口調が
余計に私の思考を狭めるのだった。
勘)「え〜っと、僕の意向は無視の方向なんスかね？」
困った様に笑いながら
冗談めかせて勘久郎さんは言う。
有)「ん〜…基本的には？
これ以上、下手に君の口から彼女を傷付ける言葉が出るのも見るに堪えないからね…」
こちらに視線を向ける有馬さんの表情が
言葉の通りに優しさが感じられて
涙が出そうになっていた。
勘)「あはは…この短期間に、
これ程僕等の中に入ってきた娘さんスか…」
勘久郎さんが、じっと私を見る
勘)「君は、どう思いまス？」
A)「…私…は…」
真っ直ぐに こちらを見る勘久郎さんの視線と
視線を移すと、ゆっくりと頷いてくれた有馬さん。
本音を言えば…
すぐには決められる訳が無いよ…
勘)「…少し、時間貰えたりしないんスか？
僕も まだ 僕が2組目の双星って事自体信じられて無いのもあるんで…思い出す可能性も0では無いと
思うんスけど…ね？」
勘久郎さんが私に同意を求める。
A)「は、はい…私も出来れば、考える
時間が欲しいです」
有)「…ふぅ、それもそうか。
不本意では あるけど、1週間だけ待つ事にするよ
神子が誕生するまでに仲違いされても困るしね…」
そう言って、
有馬さんは病室を出て行ってしまった。
勘)「あの…」
A)「…はい！」
勘)「名前…何度か出た気もするんスけど、
教えて貰っても良いスか？」
本当に覚えて居ない事に
ショックを受けながらも答える。
A)「………A…です」
勘)「Aさん…スか…良い名前スね。
色々、申し訳無いスね…僕自身も信じられて無いんスけど」
少し笑いながら
ベッドから出て来た。
勘)「…うん、問題無いスね。
色々教えて貰えまスか？」
A)「…はい！」
勘)「えーっと、とりあえず君は何処に住んでるんスか？」
A)「この医院の隣に、勘久郎さんと過ごしていました」
勘)「医院の隣…？へぇー…じゃあ、とりあえず
そこで話しまスか！これからの事を」
・
・
・
それから、退院の手続きを済ませて
新居へと向かうのだった。
勘)「本当に、こんな所に家が…？！」
驚く勘久郎さんを家の中へと
案内するのだった。
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ルリア - Blue♪さんのイラスト大好きです！毎回楽しみにしています！ (2018年8月28日 18時) (
レス) id: c9ed3a344b (このIDを非表示/違反報告)
白糖 - 横入りすいません！！めっちゃ作品面白いです！色々大変だと思うんで、更新、焦らず、無理せず頑張って下さい！ (2018年4月25日 17時) (レス) id: 256f208bca (このIDを非表示/違反報告)
十夜 - Blue♪さんの言う通りだと思います。その予測が当たっていないにしても、誰でも見れるところに書くのは、あくまで私ですが、ダメだと思います。 (2017年10月29日 0時) (レス) id: 8fd261922c (このIDを非表示/違反報告)
Blue♪(プロフ) - ミントさん» いえ、その予定ではありませんでした…私は良いんですけど、コメントで予測はあまり良い物では無いような気もします！ (2017年10月26日 17時) (レス) id: 40011dc059 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - 苦笑。ケガレ落ちの術の使い手なんて極端に限られているのに生成登場…あれですか。レゾナンスで布瑠の言やって人間に戻すための前振りでしょうか。にしてもケガレは現ではすぐに陽の気で灰になるってアニメでも原作でも共通なのに本土のケガレ風情が長く現に居残って (2017年10月26日 5時) (レス) id: a9bb136f04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Blue♪ | 作成日時：2017年7月6日 16時
