(番外編)初めての 肝試し☆2 ページ29
士門君の腕に抱きつきながら
怖がる繭良ちゃんを見て
隣が もし勘久郎さんだったら…と
置き換えてみる。。。
A)「…た！耐えられないっ！！！」
ろ・有・勘)「？」
思わず声を上げて居た事に気が付き
恥ずかしさに顔を両手で覆う…
A)「ごめんなさい、何でも無いです…」
有)「…！もしかして、お手洗い？」
A)「ううん！違うのっ！ごめんね！ありがとうー」
心配そうに顔を覗き込む有主君が可愛くて
思わず抱き締める。。。
有)「何だ！怖かったのか！大丈夫だよ？」
そう言い聞かせてくれる有主君の声色が柔らかく
とても妄想して叫んだ何て言い出せずに居るのだった。。。
・
・
・
ザッザッザッ
繭)「待ってよー！士門〜っ！！！！」
士)「く、くっつき過ぎなんだ！お前はっ！！」
賑やかな足音と声がして
士門君達が戻って来た。
繭)「うわ〜ん！！Aさ〜んっ！！！」
怖がって駆けて来る
繭良ちゃんを受け止めて
私達は抱きしめ合っていた
A)「お疲れ様〜…頑張ったねぇー！！」
繭)「士門ったら酷いんだよっ？！平気で先に行っちゃうんだもんっ！！」
士)「なっ！？」
私の腕の中から、繭良ちゃんが涙目で
睨み付けると士門君は目に見えて困って居るのだった。
いよいよ、私達の番になる
ろ)「いくよ〜？スタート！！」
勘久郎さんの手に提灯が渡り
暗い一本道を歩いて行く。
葉の揺れる音や、虫や、動物の声が不気味に
響いていて 目を開けているのさえ怖くなってくる
私は勘久郎さんの浴衣の袖を少しだけ
つまませて貰って居た。
勘)「あはは…顔面蒼白っスね…
腕つかまっても良いし、手繋いでも良いスよ？」
少し立ち止まり、勘久郎さんが顔を覗き込んで
聞いてくれる。
A)「う、腕でも良いですか？！」
勘)「もちろん！どうぞ」
A)「ありがとうございます！」
そう言って歩き出すと
勘久郎さんが口を開いた
勘)「Aとペアじゃ無かったら、
どうしようかと思ってたんスけど…無事ペアになれて良かったのは僕だけスか？」
暗い道を提灯の赤みがかった光だけが
勘久郎さんを照らす
顔も赤く見えるのは提灯のせいなのだろうか？
A)「私も…勘久郎さんと繭良ちゃんがペアになったら、どうしようって 気が気で無かったです」
勘)「それは嬉しいスねぇ〜…でも」
そう言うと、また少し立ち止まって
月にかかっていた雲が流れて
勘久郎さんの顔が月明かりでハッキリ見えた
(番外編)初めての 肝試し☆3→←(番外編)初めての 肝試し☆
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルリア - Blue♪さんのイラスト大好きです！毎回楽しみにしています！ (2018年8月28日 18時) (
レス) id: c9ed3a344b (このIDを非表示/違反報告)
白糖 - 横入りすいません！！めっちゃ作品面白いです！色々大変だと思うんで、更新、焦らず、無理せず頑張って下さい！ (2018年4月25日 17時) (レス) id: 256f208bca (このIDを非表示/違反報告)
十夜 - Blue♪さんの言う通りだと思います。その予測が当たっていないにしても、誰でも見れるところに書くのは、あくまで私ですが、ダメだと思います。 (2017年10月29日 0時) (レス) id: 8fd261922c (このIDを非表示/違反報告)
Blue♪(プロフ) - ミントさん» いえ、その予定ではありませんでした…私は良いんですけど、コメントで予測はあまり良い物では無いような気もします！ (2017年10月26日 17時) (レス) id: 40011dc059 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - 苦笑。ケガレ落ちの術の使い手なんて極端に限られているのに生成登場…あれですか。レゾナンスで布瑠の言やって人間に戻すための前振りでしょうか。にしてもケガレは現ではすぐに陽の気で灰になるってアニメでも原作でも共通なのに本土のケガレ風情が長く現に居残って (2017年10月26日 5時) (レス) id: a9bb136f04 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Blue♪ | 作成日時：2017年7月6日 16時
