実家にて�◆� ページ47
勘久郎さんの手の温もりを感じていると
ぐいっと引き寄せられ
ベッドのフチから勘久郎さんの胸の中に
抱きしめられていた。
私が感じた不安が、一瞬で無かった物になっていく。
ゆっくり顔を上げると
勘久郎さんがジッと私の顔を見る。
勘)「…もぅ、僕から離れないで欲しい」
勘久郎さんの声が震えている様な気がした…
A)「大丈夫ですよ！何で禍野に行ってしまったのかは分かりませんが、私も勘久郎さんの側に居たい…です」
あまりに真っ直ぐに私の目を覗くから
途中で恥ずかしくなり、口がどもる。
それを見た勘久郎さんは
一瞬ハッとしてから、驚く程優しい笑顔を
私に向けてくれた。
勘)「ふぅ、申し訳無いスねぇ。
さて、僕も着替えさせて貰おうかな？着替え何処入れたっけ…」
勘久郎さんが狩衣を脱ぎ洋服に着替える。
何と無く感じる違和感に
私は目を隠す事を忘れ考えながらジッと見ていた。
勘)「…？珍しいスねぇ、そんなに見たい？
僕は構わないスけどね」
気が付けば、勘久郎さんの手がズボンにかかっていた。
私は慌てて後ろを向く
A)「あえっ？！す、ごめんなさいっ！！」
すると、上半身に何も着ないまま
背後から抱き締められる
勘)「…帰ってからなら、いくらでも…ね？」
勘久郎さんの楽しそうな声が耳元で囁かれ
私は顔を赤くするのだった。
着替えを済ませ
リビングへ向かうと父も帰宅していた。
勘)「お久しぶりです、お邪魔してまス」
父)「おー！居らっしゃい！！…んん？A、ここん所どうしたんだ？」
A)「え？！いや、あのその…ぶつかっちゃって…」
母)「あら？あんた さっき階段から落ちたって言って無かった？」
父)「…。」
A)「私のドジな話より、何か良い匂いするね！」
母)「あぁ！夕飯！食べてくでしょ？有馬さんから
勘久郎君の好きな物も教えて貰って…
運ぶの手伝って！」
と、キッチンへ向かうと
肉料理がズラっと並んでいた。
A)「えぇっ？！有馬さん何が好きって言ってたのっ？！」
母)「えっ？！肉料理でしょ？！」
A)「うそっ？！ち…」
勘)「わー…お母さんの手料理、美味そうスねぇ」
私の言葉を勘久郎さんが遮る。
見事に顔に出ていない…
どうするんだろう…いや、どうしよう？！
・
・
・
母)「さて、食べましょうか！」
勘)「頂きます！」
勘久郎さんが肉料理を口へ運ぶ。
勘)「美味いスねぇ〜A」
と、私を笑顔で見る目には涙が見えた。
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瀬名ユズキ - ペ−ジ１７で吹いたｗｗ (2017年11月12日 12時) (
レス) id: 5749e25b48 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 面白すぎる (2017年11月8日 17時) (レス) id: 43cae9e99f (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 小説全体に号泣して、涙腺弱いなぁ 心愛さんと勘久郎さんの決意（強き願い）憲剛さんの勘久郎さんに対する思い……やばっまた、泣きそうッス (2017年7月7日 0時) (携帯から) (レス) id: 6084cd1f3b (このIDを非表示/違反報告)
Blue♪(プロフ) - アキさん» 心愛さん(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ？ (2017年7月7日 0時) (レス) id: dfd78bbcf3 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - ……泣いてしまった 心愛さんと勘久郎さん……きっと大丈夫 （あれ？でも、全く同じ事を何処かで…） (2017年7月6日 23時) (携帯から) (レス) id: 6084cd1f3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Blue♪ | 作成日時：2017年4月17日 3時
