実家にて☆ ページ45
実家へ着くと少し緊張が緩んだのか
全身がズキズキと痛む。
さっき勘久郎さんに綺麗に拭いて貰った所は
赤黒い色になっていた。
これ…流石に皆に見られたらマズイよね…
繭良ちゃんに借りた服は手足が出て傷痕が目立ち
私は自分の部屋へ向かおうとした。
勘久郎さん…リビングに置いておいたら
緊張しちゃうかな？
母がお茶を用意している間、
私はチラッと勘久郎さんを見ると
何故か勘久郎さんが頷いた。
あれ…？ついてくるって事かな？
私何も発して無いんだけどな…
A)「お母さん…ちょっと、部屋に…」
勘)「昔の写真を見せて貰いに行っても良いスか？」
母)「もちろん！…じゃあ、部屋にお茶持ってく？」
勘)「いえ、すぐに戻るので大丈夫ス」
さり気無く、勘久郎さんが支えてくれて
二階にある私の部屋まで一緒に向かう。
ガチャ…
勘)「へぇー…」
A)「あ、あんまり見ないで下さいね？！」
勘)「どースかねぇ？」
勘久郎さんが笑っている。
私の部屋に勘久郎さんが居るのは何だか変な気持ちで、少しポーっと見ていた。
勘)「怪我、見せないようにするんスよね？
僕、コレ見てるんで」
と、手には私の卒業アルバムと何処からだしたのか
プリクラを入れてあるファイルを持っていた。
A)「ひぇーーーーっ！？いつの間にっ？！」
勘)「ほら、早くしないとドンドン見るスよ？」
私は急いで着替えを済ませ
ベッドの上に座る勘久郎さんの横に座る。
勘久郎さんの手が突然止まり
ふと、見ると剥がし忘れていた元彼との写真があった。
視線を見ると…やっぱりソコかっ！！！
…と、何も言わずに また手が動き始める。
今の所感想とか何も無いけど…
何を考えているんだろう…
何だか複雑な気持ちになりながら私も勘久郎さんの手元を見て居た。
さっきまで婆娑羅と戦って居たなんて
まだ信じられない。
私は、こっち側の人間だったハズなのに…
今では、こうして勘久郎さんの横に居る。
双星の陰陽師。
まだまだ実感は無いけれど
私は少しでも勘久郎さんの横に立って居られる人になれているんだろうか…
勘)「…？…A？行きまス？お母さん、待ってるんでしょ？」
ふと、気付けば卒業アルバムと
また何処から出して来たのかアルバムを持って
私に手を差し出していた。
差し出された勘久郎さんの手が…
目の前にあるのに、
何故か少しだけ遠くにある気がしたけど
私がその手を急いで握ると
いつもの勘久郎さんの温もりがあった。
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瀬名ユズキ - ペ−ジ１７で吹いたｗｗ (2017年11月12日 12時) (
レス) id: 5749e25b48 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 面白すぎる (2017年11月8日 17時) (レス) id: 43cae9e99f (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 小説全体に号泣して、涙腺弱いなぁ 心愛さんと勘久郎さんの決意（強き願い）憲剛さんの勘久郎さんに対する思い……やばっまた、泣きそうッス (2017年7月7日 0時) (携帯から) (レス) id: 6084cd1f3b (このIDを非表示/違反報告)
Blue♪(プロフ) - アキさん» 心愛さん(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ？ (2017年7月7日 0時) (レス) id: dfd78bbcf3 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - ……泣いてしまった 心愛さんと勘久郎さん……きっと大丈夫 （あれ？でも、全く同じ事を何処かで…） (2017年7月6日 23時) (携帯から) (レス) id: 6084cd1f3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Blue♪ | 作成日時：2017年4月17日 3時
