怖く見えても☆ ページ44
私達の姿を見て、一瞬固まった後
清)「………邪魔したな。着替え置いとくぞ」
勘)「…えーと、一応言いますけど
診察してるだけスからね？ありがとうございます着替え」
清)「あぁ……ちっ、驚かせんじゃねぇよ
…風邪ひかすなよー」
それだけ言うとピシャンとドアを閉めて出て行く。
勘・A)「…ぷっ、あははは」
私達は顔を見合わせて笑った
A)「…っつー…笑うと痛いですね」
勘)「…僕が貰えたら貰ってあげたいくらいなんスけど…とりあえず、血と汚れ落としましょうか…」
タオルを濡らし勘久郎さんが優しく拭いていく。
血と土が混じり、タオルは すぐに茶色く染まっていく
勘)「力加減どうスか？痛くないスか？」
A)「はい！くすぐったいです！
…っ！ …んっ」
勘)「………」
A)「…あっ。…ふっ、あはは！
もぅ、我慢出来なくなってきました！…ん？どうしました？」
勘)「…これを無意識でやってるんだから余計酷いス。僕の苦労も知らないで、この人は。」
A)「えっ？！済みません！！私何かしちゃいました？！」
勘)「………。
(帰ったら憲剛に八つ当たりしまスかね)」
・
・
・
清)「丁度良かったか。帰ったら繭良に返しとけ」
勘)「了解スー」
A)「繭良ちゃん？…？？」
勘)「…あぁ。娘さんスよ、清弦さんの」
A)「えぇーーーーっ！？？」
清)「チッ、どーゆー意味で言ってんだか」
・
・
・
A)「お世話になりました！ありがとうございます！！」
清)「…おー。気を付けて帰れよ」
ガラガラガラ
ピシャン
A)「見た目怖そうでしたが、凄く優しい方でしたね！」
勘)「そうスね。あぁ見えて世話焼きス」
清)「聞こえてんぞー！早く帰れー」
寮の中から声がして
私達は顔を合わせて速足になる
勘・A)「はーい！ス」
まるで、悪戯が見付かった子どもの様なシチュエーションに勘久郎さんも、きっと私も無邪気な顔をしてるんだろう。
身体中が痛いが、気持ちは とっくに
勘久郎さんによって癒されていた。
勘久郎さんに支えられながら歩いていると、
たまたま私の母の車が前から走ってくるのが見えた。
母)「おかえりー！やだー仲良しねっ」
勘)「お久しぶりース」
A)「違うの！…えーっと、…階段から落ちて
痛くって…」
母)「え？！あんた本当にドジなんだから」
私達は母にヤイヤイ言われながらも
車に乗せて貰って、私の実家へ向かった。
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瀬名ユズキ - ペ−ジ１７で吹いたｗｗ (2017年11月12日 12時) (
レス) id: 5749e25b48 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 面白すぎる (2017年11月8日 17時) (レス) id: 43cae9e99f (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 小説全体に号泣して、涙腺弱いなぁ 心愛さんと勘久郎さんの決意（強き願い）憲剛さんの勘久郎さんに対する思い……やばっまた、泣きそうッス (2017年7月7日 0時) (携帯から) (レス) id: 6084cd1f3b (このIDを非表示/違反報告)
Blue♪(プロフ) - アキさん» 心愛さん(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ？ (2017年7月7日 0時) (レス) id: dfd78bbcf3 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - ……泣いてしまった 心愛さんと勘久郎さん……きっと大丈夫 （あれ？でも、全く同じ事を何処かで…） (2017年7月6日 23時) (携帯から) (レス) id: 6084cd1f3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Blue♪ | 作成日時：2017年4月17日 3時
