沈黙の壁☆ ページ4
朝、起きると いつもの勘久郎さんの
気持ち良さそうな寝顔。
いつまでも見ていたいけれど
勘久郎さんを送り出す支度をする。
・
・
・
準備を終えて、
勘久郎さんを起こし
朝食を終えた直後 チャイムが鳴った。
ピンポーン…
インターホンには雲林院さんが写っていて、
何だか怒っているようにも見える…
私は、その姿を見て
オドオドしながら勘久郎さんを見ると
勘)「僕が呼んだんスよ」
と、玄関へ向かった
憲)「…よぉ」
勘)「今日は頼んだスよぉ」
A)「おはよう…ございます？？？」
憲)「何だ そのアホ面は！勘久郎何も言ってねぇのか？」
勘)「んー…まぁ」
目の前のやり取りに私の理解は追い付かず
頭の中は【？】で埋まっていた。
憲)「こいつが、不逞な輩が来たばかりだから
お前が心配なんだと」
A)「…は！そう言えば、一昨日…」
この土日の内容が濃すぎて泥棒が入って来た事を
すっかり忘れていた。
勘)「…まぁ、そんな感じス。日中1人じゃ心配でしょ？」
勘久郎さんの優しさに じわーっと心が暖まる。
憲)「コイツ、昨日の夜 電話で…」
勘)「…それ以上話すと唇縫い合わせるスよ？」
勘久郎さんの目が…本気だ！
雲林院さんの顔が みるみる青くなっていくと
それ以上は何も言わなくなった。
・
・
・
2人で勘久郎さんを送り出す。
憲)「…。」
A)「…。」
憲)「…。」
A)「…お茶、いれますね！」
憲)「…あぁ。」
雲林院さんはリビングの机を挟んだ
私の目の前で腕を組み、無言で こちらを見ている…
私は耐え切れず お茶を用意するが
その間も ずっと観察は続き…と、言うか
最早 監視 の様だった。
A)「お茶うけ…用意しま…」
憲)「…いらねぇ。飯食ったばっかだろ」
A)「あは…は、そう…ですよねぇ〜…」
…こ、怖いっ！
私は これ程までに5分を長いと感じた事が無かった。
何か…話題を探さなければっ！！
A)「今日は良い天気ですねぇー？」
憲)「…曇ってんじゃねぇか」
バッサリ。
A)「最近暖かくなりましたねぇー？お花見とか行きましたかー？」
憲)「…行ってねぇ」
撃沈。
この一問一答は5分と もたずに
私のメンタルと同時に崩壊した。
うぅ…どうしたら…と庭へ目をやると
植物の水遣りを思い出したと言う口実を見付け
庭へ出るのだった。
・
・
・
庭へ出て水をやり終え
ふと中を見ると雲林院さんの鋭い視線にバチンと
ぶつかる。
…私は、盆栽に話し掛けるのだった。
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瀬名ユズキ - ペ−ジ１７で吹いたｗｗ (2017年11月12日 12時) (
レス) id: 5749e25b48 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 面白すぎる (2017年11月8日 17時) (レス) id: 43cae9e99f (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 小説全体に号泣して、涙腺弱いなぁ 心愛さんと勘久郎さんの決意（強き願い）憲剛さんの勘久郎さんに対する思い……やばっまた、泣きそうッス (2017年7月7日 0時) (携帯から) (レス) id: 6084cd1f3b (このIDを非表示/違反報告)
Blue♪(プロフ) - アキさん» 心愛さん(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ？ (2017年7月7日 0時) (レス) id: dfd78bbcf3 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - ……泣いてしまった 心愛さんと勘久郎さん……きっと大丈夫 （あれ？でも、全く同じ事を何処かで…） (2017年7月6日 23時) (携帯から) (レス) id: 6084cd1f3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Blue♪ | 作成日時：2017年4月17日 3時
