先生の意思☆ ページ29
会場が騒ついている中
勘久郎さんが すうっと息を吸い込む
勘)「水度坂家当主、水度坂勘久郎！！
本日、こちらに居られるA様と
今後双星として力を合わせ共に歩む事を誓い
近い将来 水度坂家に迎える事を宣言致しますっ！」
初めて聞いた勘久郎さんの大きい声は
凛として 漢らしく感じた。
会場内に衝撃が走り 口を出す者も居なくなる。
しん とした空気の中
有馬さんが立ち上がる。
有)「君の決意、見せて貰ったよ？
さぁ、皆 祝福と この世界の希望に拍手をっ！！」
いつものイメージとは違い、
勘久郎さんに負けずとも劣らない一声で
会場は割れんばかりの拍手喝采に包まれていた。
有馬さんの偉大さを初めて感じていると
繋いでいたままの手に上から グッ っと力が入る。
勘久郎さんの顔を見ると
少し悪戯な顔をして
勘)「もぅ、嫌って言っても遅いスからね？」
A)「？」
勘)「他の人が良いとか無しスよ？」
A)「私は大丈夫です！勘久郎さんこそ…」
勘)「僕は もぅA以外考えられないスよ…」
鳴り止まない拍手の中
勘久郎さんの真っ直ぐな瞳に射止められていた。
・
・
・
有馬さんから解散の声が かかり
入口へ向かうと水度坂家の皆さんが集まっていた。
寧)「勘久郎様、本当に宜しいのでしょうか？
ご連絡頂きましたが 念の為 会席の御用意がありますが…」
勘)「良いんスよぉ。病み上がりなんで怠いし
今日は帰りたいス」
寧)「畏まりました。お伝え致します」
勘久郎さんが水度坂家の人々と話しているのを
少し離れて見ていると後ろから声を掛けられる。
繭)「Aさーんっ！！」
A)「繭良ちゃんっ！！！！」
私達は思わず抱き締めあい飛び跳ねる。
繭)「凄い素敵な挨拶だったねー！！
あんな事言われたらキュンキュンハートブレイクファイヤーだよねぇー！全然イメージ無かった！！」
A)「キュ、キュンキュン…？」
繭)「あ、士門ーっ！！」
士)「チッ…何だよ、デカイ声出して…」
繭)「えっ？！何で不機嫌なのっ！？」
士)「はぁ？俺は別に…」
士門君と目が合うと思いっきり
反転されてしまった。
？)「よぉ、鳥丸！元気そうだな？んんー？」
振り向くと いつの間にか お団子の人が居た。
士)「天馬！だから俺は鳥丸では…」
天)「やっぱ お前が双星だったんだな？んんー？」
A)「あははは…」
やっぱり不思議な口癖は私のツボで
思わず笑ってしまっていた。
士)「無視かよ…」
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瀬名ユズキ - ペ−ジ１７で吹いたｗｗ (2017年11月12日 12時) (
レス) id: 5749e25b48 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 面白すぎる (2017年11月8日 17時) (レス) id: 43cae9e99f (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 小説全体に号泣して、涙腺弱いなぁ 心愛さんと勘久郎さんの決意（強き願い）憲剛さんの勘久郎さんに対する思い……やばっまた、泣きそうッス (2017年7月7日 0時) (携帯から) (レス) id: 6084cd1f3b (このIDを非表示/違反報告)
Blue♪(プロフ) - アキさん» 心愛さん(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ？ (2017年7月7日 0時) (レス) id: dfd78bbcf3 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - ……泣いてしまった 心愛さんと勘久郎さん……きっと大丈夫 （あれ？でも、全く同じ事を何処かで…） (2017年7月6日 23時) (携帯から) (レス) id: 6084cd1f3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Blue♪ | 作成日時：2017年4月17日 3時
