明日の予定☆ ページ26
勘)「はい、あーんスよぉ…」
A)「…えぇっ？！」
勘)「僕も食べたんスから！ほら、口開けて…」
A)「あ、あー……んっ？！」
不意打ちで勘久郎さんの唇で
開いた口が塞がれる。
驚く私を見て勘久郎さんが嬉しそうに笑っている
勘)「あはは、素直っすねぇ」
A)「もぉーっ！」
勘)「ごめん、ごめん。んじゃ、今度は
ちゃんと。…はい、あーん。」
・
・
・
何故か食べさせ合い食事を終えると
勘久郎さんが立ち上がる。
勘)「さーて…明日の準備しまスかねぇ？」
A)「体大丈夫なんですか？？」
勘)「大丈夫スよ！久しぶりに あんな休んだな」
A)「？…明日何かあるんですか？」
勘)「あれ？言って無かったスか？」
歩き始めた勘久郎さんの後ろを
食器を持ちながら ついて行く。
勘)「あ、先リビング行ってて良いスよ？」
A)「？…はいっ！」
リビングのシンクで洗い物を終えると
勘久郎さんが和服を持って現れた。
勘)「はい、これ着て明日は皆の前で挨拶ス」
A)「あ、あ、あ、明日っ？！」
勘)「申し訳無ぇスねぇ…言ったつもりだったんスけど…はは」
A)「どうしよう…緊張して…」
勘)「そんな気負いし無くて大丈夫スよぉ？
袖、通してみまス？」
A)「…はい！」
勘)「着方分かりまス？」
A)「やってみます！」
勘久郎さんに後ろを向いて貰い
1人で着替えるが…和服を着慣れて居ない私は
肌着になる服の着方さえ分からなかった…
下着の上に薄い白い着物を着たまま恥ずかしく思いながらも勘久郎さんに助けを求めた。
A)「あの…」
勘)「ん？…て、えー…っと僕がやって良いんスか？」
A)「は…い……」
指先が少し緊張しているのが伝わってくる。
勘久郎さんに着させて貰う服が くすぐったくて
声が出そうになるのを圧し殺す。
勘)「…なーに笑ってんスかぁ…」
A)「くすぐったくて…」
勘)「くすぐりまス？」
A)「もぅ十分ですっ！」
着させて貰うと思ったより複雑では無くて
次からは着られそうだった。
やっぱり勘久郎さんは和服になれているらしく
あっと言う間に着替えを終える。
勘)「…似合うスねぇ」
勘久郎さんの目が柔らかく細められる。
私は照れと嬉しさで 自分の足が縺れて転びそうに
なると、勘久郎さんが受け止めた。
勘)「何やってんすか、折角綺麗なのに崩れるスよ？」
綺麗と言われて顔が熱くなるのだった。
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瀬名ユズキ - ペ−ジ１７で吹いたｗｗ (2017年11月12日 12時) (
レス) id: 5749e25b48 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 面白すぎる (2017年11月8日 17時) (レス) id: 43cae9e99f (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 小説全体に号泣して、涙腺弱いなぁ 心愛さんと勘久郎さんの決意（強き願い）憲剛さんの勘久郎さんに対する思い……やばっまた、泣きそうッス (2017年7月7日 0時) (携帯から) (レス) id: 6084cd1f3b (このIDを非表示/違反報告)
Blue♪(プロフ) - アキさん» 心愛さん(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ？ (2017年7月7日 0時) (レス) id: dfd78bbcf3 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - ……泣いてしまった 心愛さんと勘久郎さん……きっと大丈夫 （あれ？でも、全く同じ事を何処かで…） (2017年7月6日 23時) (携帯から) (レス) id: 6084cd1f3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Blue♪ | 作成日時：2017年4月17日 3時
