お家へ帰ろう☆ ページ14
私達は急いで…いや、私は急いで2人分の準備をした。
私はソワソワしながらホテルを出る。
勘)「何してんスか？」
A)「…だって地元ですよ？！
家族とか知り合いに見付かったら大変じゃないですかっ！？」
勘)「…確かに、Aの ご両親だけは避けたいスねぇ」
と、そこから足早に立ち去る。
勘)「…本当は、Aの地元を もっとゆっくり教えて欲しかったんスけどねぇ…」
A)「え？…勘久郎さん、本土好きじゃ無いですよね？！」
勘)「…まぁ。…でもAの事は知りたいスよ…そりゃあ…」
目線を外し、照れているのが伝わってくる。
私の事を知ろうとしてくれている…その事実が何より嬉しい。
A)「…また、今度ゆっくり来られたりしないんですか？…って、無理ですよねぇ…」
有)「そんな事無いよーん☆婚前旅行でも、新婚旅行でも行って来るといいさー！！」
気が付けば私達の間に有馬さんが肩を組んで立っている。
勘)「…本当、急に出て来過ぎスからね」
有)「いやいや！今回は偶然だよ！
丁度僕も戻るから一緒に帰るかい？」
と、私の大荷物を有馬さんの お付きの人達が運んでくれるのだった。
そこから、皆で島へ向かう。
島へ着く頃には日も落ちて
すっかり暗くなっていた。
私達は有馬さんに食事に誘われ、回らないお寿司屋さんに来ていた。
有)「荷物は運ばせておいたからね☆」
A)「済みません…ありがとうございます」
勘)「…寧ろ、そこは合鍵持ってる事ツッコんでも良いんスからね…」
有)「てへっ♪…で、君達は どーする？好きな物を頼みたまえっ」
勘)「僕はオススメで」
A)「私も…」
勘)「あ、山葵は抜いてやってくれまス？」
A)「あぁ…ありがとうございます！」
有)「わー！見ない間に、スッカリ夫婦っぽくなってるじゃないかーっ！」
勘)「ちょくちょく来てるじゃないスか…」
A)「…そ、そんな…」
有)「ふふ、赤くなっちゃって、可愛いーっ」
勘)「有馬さんも、それくらいにしてあげて欲しいス」
有)「あぁ…ごめんごめん！
もぅ、幾日も無いから どうかな？って気になってたってのが本音。…でも、うん。大丈夫そうだね」
有馬さんの声のトーンが変わる。
今までで1番暖かみのある声色だった。
勘)「…聞いてたスもんねぇ」
有)「ありゃ？バレてたかぁ…」
A)「？」
有)「君達の覚悟、しかと受け入れたよ」
それだけ言うと
有馬さんは笑顔で手を振り お店を後にした。
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瀬名ユズキ - ペ−ジ１７で吹いたｗｗ (2017年11月12日 12時) (
レス) id: 5749e25b48 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 面白すぎる (2017年11月8日 17時) (レス) id: 43cae9e99f (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 小説全体に号泣して、涙腺弱いなぁ 心愛さんと勘久郎さんの決意（強き願い）憲剛さんの勘久郎さんに対する思い……やばっまた、泣きそうッス (2017年7月7日 0時) (携帯から) (レス) id: 6084cd1f3b (このIDを非表示/違反報告)
Blue♪(プロフ) - アキさん» 心愛さん(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ？ (2017年7月7日 0時) (レス) id: dfd78bbcf3 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - ……泣いてしまった 心愛さんと勘久郎さん……きっと大丈夫 （あれ？でも、全く同じ事を何処かで…） (2017年7月6日 23時) (携帯から) (レス) id: 6084cd1f3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Blue♪ | 作成日時：2017年4月17日 3時
