目を奪われる ページ2
………待って！
頭が追いつきません
頭がぐるぐるする
そんな私を怪訝そうな顔で見つめる二人
『信長様…この…美しい方はいったい…？』
問に答えず
『…かような女子がこの乱世に…』
など まだブツブツと呟いている
『……信長様…？』
『信長様…？』
三成の何度目かの問いかけにハッとしたように前を向く
『どうやら貴方の美しさに心を奪われてしまった様です』
などと クスクスと三成が笑う
「？」
『失礼…お名前を聞いておりませんでした。何とお呼びすればいいですか？』
「A……です」
『名の響すら美しい…』
またも三成の横でブツブツと物を言う
もう…なんなの！この人…
内心呆れていた
『御館様の命を救っていただきありがとうございました
…それにしても A様はなぜ本能寺に？』
┈┈┈┈┈┈┈まさか…
自分でも信じられないけど
「私はこの時代の人間じゃないんです…信じてもらえなくて当たり前ですけど 五百年くらいあとの未来から来たみたい…で」
『火事に巻き込まれて怖い思いをしたせいでしょうか
おいたわしい…』
三成は哀れみ
あははははははははははは
信長は大笑いだ
『よもや！ かように美しい女子であるのにこれほどの大たわけ初めて会った』
など 馬鹿にされているのかないのか変な気持ちになる
『 A……… 未来から来た美姫┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈か』
スっ
とそこへ一人の男が現れる
『御館様ご無事でしたか』
『光秀…？』
『敵に狙われてると聞き馳せ参じましたが…
慌てる必要はなかったようですね』
『┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ して…そちらは？』
息を飲む音が聞こえる
目も奪われてしまったという表情だ
『ふふ…A様は光秀様をも目を奪われてしまうご容貌のようです… 本当に美しい』
またも三成がクスクスと笑う
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
未央奈 - すっごく続きが気になります！待ってます！！ (4月9日 17時) (
レス) @page1 id: 77f55ca4dd (このIDを非表示/違反報告)
サッチ - 更新してくれぇ(´;ω;｀)つづきがきになるのだ(*￣0￣)/ オゥッ!! (2022年10月29日 8時) (レス) @page3 id: 91759080f4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し11981号(プロフ) - 続きが楽しみです！ (2022年9月17日 8時) (レス) @page1 id: c91637211e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：香 | 作成日時：2022年8月30日 3時
