幸か不幸か (ページ5)

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匂い1 ページ5

(RAN side)

長丁場の収録が終わってみんなで宿舎に帰る車の中で、隣に座ったヨンボクがジーっと僕を見る

FL「ランヒョンって何の香水使ってるの？」
HN「それ俺も気になってた！」
反対側の隣に座ってたジソンがすかさず言う

『香水？使ってないよ？』

昔は使ってた事もあったけど、今はもう香水の匂いがキツくて鼻がやられちゃう。歳かな。。

FL「え！そうなの？いつもいい匂いするから同じやつ買おうかなって気になってたのに！」
『え〜なんだろ、柔軟剤とか？』
FL「でもヒョンからしか匂ってこないんだよね」

え、なんかそれ怖いな、臭くないよね？
思わず自分の服を匂うと、それを真似してヨンボクも僕に近づいて匂いを嗅ぐ

『ヤア、ハジマ〜！さっき汗大量にかいたんだから！』

思わず身を引くと、反対側のジソンとぶつかった

『あ、ごめん』
HN「ん〜汗の匂いなんてしないよ、いい匂い」
『ジソンまでかぐなあ』

僕の首あたりにグッと顔を近づけてクンクンするジソン
こらこら、前に座ってるスンミナがすごい目で見てるから、やめなさい

HN「シャンプーじゃない？髪の毛もいい匂い」
『も〜人の匂いかぐのがそんなに楽しい？』
HN「ヒョンだからだよ〜他の人なら絶対嫌。ヒョンジンとか特に」
HJ「聞こえてるから！！」

すかさず突っ込むヒョンジンに思わず笑ってしまう

HJ「ヒョン自分のシャンプーとトリートメント使ってるもんね。でも俺も最近使うけどそんないい匂いにならないけどな、、」

ん？聞き捨てならない

『ヒョンジン？今なんて？？』
HJ「え？だから最近ヒョンのシャンプーかりてるけど、、アッ」
『最近減り早いと思ったら！お前か！！』
HJ「すみませんでした！！！ヒョンと同じ匂いなれるかなって、ついー！！！」
HN「自分から暴露するなんて、、さすがパボ」

光の速さで座ったまま長い体を折り曲げて謝罪してくるヒョンジン。酔っちゃうから前向きなさい

『まあいいけど使う時言ってよね、ストックしなきゃじゃん』
HJ「ストックしてくれるんだ」

解凍餃子の笑顔。うん、100点！

FL「僕も使っていい？」
『もちろんいいよ』

ありがとー！ってヨンボクが抱きついてくる