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「…え、テソムヒョン今なんて？」
まだ太陽も眠るような朝早く。何人かが眠るバンの中で低い声でギョンスがそう言った。
「いや、悪い悪い。ヘラムのパスポートだけ後から受け取ったから忘れててさ。今から急いでとってくるからよ。お前らはサリと一緒に先に行ってくれ」
「それは別に構いませんけど…、ヘラムはどうするんですか？」
助手席からスホヒョンはちらりと僕のことを見て。
「ヘラムには悪いが俺と一緒に戻ってもらう。ほら、スホ。これお前らのパスポートだから。ヘラム以外の全員の分」
「ありがとうございます」
スホヒョンはパスポートを受け取ると、ほら。なんてギョンスにパスポートをひとつ渡した。ギョンスはそれを受け取るとグイッと後ろを振り返る。
「ちょっとチャニョル起きなよ」
「んー…、」
「チャニョルってば！」
「…いてっ！」
パシンと乾いた音がして、なんだよギョンス〜なんて寝ぼけたようなチャニョルヒョンの声が聞こえてきた。
「もう空港着くから隣のジョンイナとかセフナも起こしといてくれる？」
「ん、わかった」
そんな会話のあと、ジョンイナ〜起きて〜なんてチャニョルヒョンの低い声。どっから出してんのあの声。
「あ、ヘラム。ベクも起こして」
『あー…、うん。ベッキョンヒョンはまだいいんじゃない』
「え、なんで？」
『昨日、あんまり寝付けなかったみたいだから』
「ふーん？じゃあもう少しだけ」
僕にもたれるようにして眠っているベッキョンヒョン。やっぱりその触れている部分はじんわりと熱を持っていて。まだ、熱はひいていないみたいだ。
どうしようかな。
僕が別便で行くならベッキョンヒョンのこと誰に預ければいいんだろう。うーん、誰に預けるにしても不安だ。
スホヒョンは、大騒ぎになりそうだし、チャニョルヒョン、ジョンイナ、セフンはなんか任せらんない。それならギョンス…、かな？
ちらりと横目でギョンスを見れば、そのハートの唇は微かにリズムを刻んでいて。…大丈夫、だよね？
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YuMiN(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2016年9月3日 3時) (
レス) id: 54a7b44e79 (このIDを非表示/違反報告)
マリン(プロフ) - 続きが気になってます。早く読みたいっ!! (2016年8月19日 21時) (携帯から) (レス) id: e293f064e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ☆(プロフ) - こんばんわ！すごく続きがきになってます！更新楽しみにしてます！ (2016年6月1日 23時) (レス) id: 47151e5a8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - まだまだ、続きが読みたいペンです！更新ファイティン☆彡 (2016年2月13日 11時) (レス) id: 4e49b3f959 (このIDを非表示/違反報告)
g - 続きめっっちゃ気になります！！更新頑張ってください！！ (2015年12月27日 20時) (レス) id: a80fd3516f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：穂高
| 作成日時：2015年3月12日 7時
