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(Side,EXO-K,ChanYoel)
じゃ、行くね。なんて言って出て行ったへラムとギョンスのちっちゃいものコンビ。本人たちにこんなこと絶対言えねーけど。内心ヒヤヒヤしながらも、横になっているベクのそばによると、しんどいのか、少し息が荒い。
『無理したんだ』
「うるせー…、」
俺の言葉にベクは力なく笑う。本当はしんどいくせに、へラムたちに心配かけたくないからって元気なふりをしてたんだろう。
気持ちはわからなくはない。
『あんまり無理すんなよ？ステージ立つんだろ？』
「…おう、悪いな」
『気にすんな。水かなんか飲む？』
「ん、水欲しい」
素直に欲求を口にしたベクに、ちょっと待ってろなんて声をかけて、備え付けの冷蔵庫を開く。と、中に入ってる水のペットボトル。コップにその中身を移して、ベクのところに持っていく。
『ほら、ベク。起きあがれる？』
俺の声に、ん、と小さく返事をして、のそのそとベクは身体を起こした。そんなベクの背中に手を添えて、コップを渡す。
それを受け取ったベクは、こくこくとその中身を身体の中に流し込んだ。よっぽどのどが渇いてたのか、いい飲みっぷりだ。この部屋、乾燥してるのか？あとで加湿器借りてくるか。
背中から伝わる熱がすごく熱く感じるのは気のせいなんかではないのだろう。
ベクから空っぽになったコップを再び受け取って、近くの机に置く。と、ボーッとベクはなにかを考えているようだった。
『…どした？』
「あー…、うん」
『なに？しんどい？もう少し水いる？』
「いや、意外だと思って」
少し戸惑ったような表情でベクはそう言う。意外？なにが？わからないベクの真意にその言葉の続きを待つ。
「あんなこと、言うとは思わなかったなって」
『…ヘラムのこと？』
「うん、メンバーを頼れって」
『あー、それは、まあ俺も思ったけど』
メンバーを頼れと、へラムは言った。
でも、気付いているのだろうか。少なくとも、俺とベクはその言葉をお前に言いたいよ、へラム。不眠症に、胸の傷、細い身体。
まだ体験したことはない、過酷なスケジュールに、へラムは耐えられるのか。いや、まあダンスとかの体力は俺よりもあるんだろうけど、心配になるのはきっとメンバーも同じだと思う。
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YuMiN(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2016年9月3日 3時) (
レス) id: 54a7b44e79 (このIDを非表示/違反報告)
マリン(プロフ) - 続きが気になってます。早く読みたいっ!! (2016年8月19日 21時) (携帯から) (レス) id: e293f064e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ☆(プロフ) - こんばんわ！すごく続きがきになってます！更新楽しみにしてます！ (2016年6月1日 23時) (レス) id: 47151e5a8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - まだまだ、続きが読みたいペンです！更新ファイティン☆彡 (2016年2月13日 11時) (レス) id: 4e49b3f959 (このIDを非表示/違反報告)
g - 続きめっっちゃ気になります！！更新頑張ってください！！ (2015年12月27日 20時) (レス) id: a80fd3516f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：穂高
| 作成日時：2015年3月12日 7時
