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そっと部屋に入っていくと、ベッドのそばで携帯をいじるチャニョルヒョンと横になっているベッキョンヒョンがいた。薄暗い部屋で携帯触ってたら目が悪くなるよ。
そんなどうでもいいことを考えながらもベッドに近寄ると、ベッキョンヒョンは起きていたみたいで、僕の顔を見あげる。
『ヒョン、死んだ？』
「勝手に殺すなよ」
僕の言葉に即答したベッキョンヒョン。それにチャニョルヒョンが小さく笑う。何気にそういう配慮ができる人なんだよな。大きな声を出せばベッキョンヒョンの頭に響くから。
『よかった、昨日よりはよくなってるみたいですね』
「まあ俺の治癒力の高さゆえ」
『…それで今日のステージ、ヒョンはどうしたいですか？』
「出る」
『まあそう言うだろうとは思ってましたけど』
即答したヒョンの目は熱で潤んでいるものの、強い意志が感じられる。この様子だとなんとか出られそうだな。ふ、と小さく息を吐く。
『ヒョン、出るなら一つだけ僕と約束があります』
「…約束？」
『もっと、メンバーを頼って』
「…え、」
『なにかあったら困るので、テソムヒョンとそれからメンバーにヒョンが熱があることは報告します。それが、今日ヒョンがステージに上がるための条件です』
「ヘラムにしては随分長く喋ったな」
『ベッキョンヒョン、茶化さないで』
ヒョンの顔を覗き込んで、しっかりと目を合わせる。これだけは譲らない。そんな意思を込めて。少しの間、どちらもなにも話さない時間ができたけど、しばらくしてベッキョンヒョンはこくりと頷いた。
それに、どこか安心したような空気が部屋を流れる。
「じゃあそうと決まれば、早く僕らもジュンミョニヒョンの部屋に行かないと。そろそろみんな集まってるはずだよ」
「んー、じゃあ俺とベクはここにいるから、ヘラムとギョンスでテソムヒョンたちに報告に行ってくれる？」
チャニョルヒョンの提案に頷く僕ら。それにいい子いい子なんて言って、僕とギョンスの頭を撫でた。もちろん、ギョンスに手を叩かれていたのは言うまでもない。
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YuMiN(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2016年9月3日 3時) (
レス) id: 54a7b44e79 (このIDを非表示/違反報告)
マリン(プロフ) - 続きが気になってます。早く読みたいっ!! (2016年8月19日 21時) (携帯から) (レス) id: e293f064e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ☆(プロフ) - こんばんわ！すごく続きがきになってます！更新楽しみにしてます！ (2016年6月1日 23時) (レス) id: 47151e5a8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - まだまだ、続きが読みたいペンです！更新ファイティン☆彡 (2016年2月13日 11時) (レス) id: 4e49b3f959 (このIDを非表示/違反報告)
g - 続きめっっちゃ気になります！！更新頑張ってください！！ (2015年12月27日 20時) (レス) id: a80fd3516f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：穂高
| 作成日時：2015年3月12日 7時
