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『…そっか、ルハニヒョンか。チャニョリヒョンとギョンスは？』
「えー、忘れた！」
もう答えるのが面倒なのか、考える素振りすら見せずタオは答える。これ以上聞いても意味ないか。
「あ、ここ！ほら、入って！！」
『わ、ちょっとタオ押さないで！』
半ば無理矢理開かれた扉の中に押し込まれる。ちょっとこの子強引すぎるんだけど…！？文句を言おうと振り返るけど、そこにはニコニコとしたタオがいて。なんだかもう文句も言う気が失せた。
「あ、ヘラムヒョン」
部屋に入るなり、少し前に聞いたようなセリフが聞こえて。部屋の中を見渡すと、ダブルベッドにぐでーんと寝転ぶジョンイナが目に入る。
「え、ヘラムヒョン！？」
そんな嬉しそうな声がして、部屋の隅にある洗面所らしき扉がバーンと開いた。中から出てきたのはセフン。僕の方に忠犬よろしく駆け寄ってきて僕の手提げカバンを持ってくれる。
「ヒョン、遠かったでしょ？疲れました？お腹はすいてませんか？」
『いや、セフンも来たの数十分前でしょ』
「セフンはヘラムヒョンのお母さんかよ」
「ジョンイナだってヘラムヒョンいなくてそわそわしてたくせに」
「は、してねぇし」
「さらっと嘘ついたね」
「まあいいじゃん。ねぇセフン！セルカ撮ろ！！」
「はいはい。じゃあヘラムヒョンも撮りましょ」
「俺も写る」
「よってよって」
『わ、』
ジョンイナの寝転ぶベットにセフンが座って、タオも乗ったところで、グイッとジョンイナに腕を引っ張られた。踏ん張っていなかった僕は当然ベットにダイブして。
気付けば前にセフン、横にジョンイナ、後ろにタオなんてマンネのおしくらまんじゅう。
セフンがカメラを起動して、パシャり。いとも簡単に写真を撮った。手馴れてるな…。
「わ、いい感じ〜！」
「タオにも見せて」
「はい」
「えー、このタオあんまり好きじゃないもう一回撮ろ！」
「別にいいけど〜、あ、じゃあなんかポーズしようよ」
「ポーズ？どんな？」
「タオ得意だろ、あんだけ撮ってりゃ」
「えー、まあ。じゃあ、ウインクしよ」
『それポーズなの』
「いいから！」
なんて強引に話を切り捨てたタオ。ケラケラ笑ってたセフンが再びスマホを構える。ま、なんでもいいか。
「はーい、いくよ」
なんてゆるいセフンの声に合わせて、パチリ。ウインクをした。
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YuMiN(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2016年9月3日 3時) (
レス) id: 54a7b44e79 (このIDを非表示/違反報告)
マリン(プロフ) - 続きが気になってます。早く読みたいっ!! (2016年8月19日 21時) (携帯から) (レス) id: e293f064e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ☆(プロフ) - こんばんわ！すごく続きがきになってます！更新楽しみにしてます！ (2016年6月1日 23時) (レス) id: 47151e5a8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - まだまだ、続きが読みたいペンです！更新ファイティン☆彡 (2016年2月13日 11時) (レス) id: 4e49b3f959 (このIDを非表示/違反報告)
g - 続きめっっちゃ気になります！！更新頑張ってください！！ (2015年12月27日 20時) (レス) id: a80fd3516f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：穂高
| 作成日時：2015年3月12日 7時
