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(Side,Riset)
「最悪の事態になったわよ」
『え？』
スンリンヌナと合流するなり、言われた言葉はそんな不吉なものだった。
「最悪の、事態なの」
『えと…？』
最悪の事態だと繰り返し言うヌナ。いやなにが？だれか説明を求む。ほおにあたる茶色のふわふわした長い髪に違和感を感じながらも、ヌナの次の言葉を待ち構える。
「…メンバーとめちゃめちゃ席が近いのよ」
『え？』
「テソムのばか、自分が面倒見るつもりでいたからか知らないけど、あんたのことも目に見える範囲に置いときたかったみたいで、普通に近いの」
『メンバーと、ですか？』
「そうよ」
二人してサーっと顔色が悪くなる。スンリンヌナでもこんな顔するのか、なんて一瞬そんな考えが頭をよぎったけど、すぐにそれを追い払った。
『…マズい、ですね』
「マズいとか言う問題じゃないわよ。あんた、あの中にどれだけ鼻の効くやつがいると思う？」
『あー…、』
ぽんぽんと浮かんでは消えるメンバーの顔。なんか、鋭そうなの多いしな…。あれ？これってもしかして僕死亡フラグ？
「とにかく、もう搭乗の時間だから、ゲートには行くけど、くれぐれもメンバーと喋るんじゃないわよ？」
『え、っていうかスンリンオンニ、テソム…、さんはどうするんですか？』
「どうするって？」
『テソム…、』
「もうヒョンでいいわよ」
『じゃあそうします。テソムヒョンって、僕と一緒にパスポート取りに行ってる設定ですよね？メンバーとテソムヒョンが合流したら、僕がいないこと、おかしくないですか？』
「ああ、そこは大丈夫よ。私と代わったことにしてるから」
『なるほど』
カツカツと歩き出したスンリンヌナの後ろをなれないヒールでついて歩く。ちょっと待って、歩くの速いって…！
こんな生活してると自分が女だってこと忘れちゃう。
先々行ってしまうスンリンヌナの後をなんとか追って、出国ゲートで手続きなんかを済ませると、あっという間に搭乗入り口に着いていた。
ああ、メンバーと近いって言っても、どれくらい近いんだろう？あれ？っていうか、いくらテソムヒョンと代わったからってヌナがこれに乗っちゃうとバレるんじゃないの？
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YuMiN(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2016年9月3日 3時) (
レス) id: 54a7b44e79 (このIDを非表示/違反報告)
マリン(プロフ) - 続きが気になってます。早く読みたいっ!! (2016年8月19日 21時) (携帯から) (レス) id: e293f064e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ☆(プロフ) - こんばんわ！すごく続きがきになってます！更新楽しみにしてます！ (2016年6月1日 23時) (レス) id: 47151e5a8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - まだまだ、続きが読みたいペンです！更新ファイティン☆彡 (2016年2月13日 11時) (レス) id: 4e49b3f959 (このIDを非表示/違反報告)
g - 続きめっっちゃ気になります！！更新頑張ってください！！ (2015年12月27日 20時) (レス) id: a80fd3516f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：穂高
| 作成日時：2015年3月12日 7時
