We are 258 ページ16
ってかこの女の子、なんかどーっかで見たことある気がするんだけど。どこだったかな…？じーっと見つめれば見つめるほど、その綺麗な顔立ちに親近感を感じる。
こんな可愛い子、そうそういないだろうし、覚えてるはずなんだけどなあ。エルのマスターかなんかとかか？
「ソンヨラ、お前こんなとこでなにしてんの」
『いやそれ俺のセリフな』
「え、なんで」
きょとんと本当に不思議そうな顔をするミョンス。なにすっとぼけた顔してくれてんだこいつ。
『あのな、なんでじゃねーの。俺も、メンバーも探したんだぞ？お前が急にいなくなるから』
「いなくなる？俺が？」
『お前以外に誰がいんだよ』
「んー、俺がいなくなったんじゃなくて、お前らがどっか行ったんじゃん」
『いやなにその無理矢理な言い訳』
通用すると思ってんのか。なんて言えば、さささと、女の子の背後に身を隠す。…隠れてないけど。モロに顔でてるけど。
『やあミョンス、この子は？』
「さあ」
『いやさあじゃなくて。どういう関係の子だよ』
俺の言葉に女の子は不思議そうにミョンスを見て、ミョンスもまたぽかんとしながら女の子を見て。え、なに。
「うーん、さっき会ったとこだから、まあ親友ってとこ？」
「頭のネジゆるんでます？」
ふにゃふにゃした嬉しそうな顔をしていうミョンスに、サラッとそんな言葉を返す。どうやら、さっきの言葉もこの子が発したってことで間違いないみたいだ。
『っては？お前ら出会ったとかなの？腕とか掴んじゃってるのに？』
きゅっと握ったまま(ミョンスが)になっている手をさしながらそう言えば、はたまた顔を見合わせる二人。お前らやっぱり知り合いだろ！
「そうなんですよ、見てくださいこの粘着力」
そう言ったかと思えばぶんぶんと思いっきり腕を振る女の子。でもミョンスの腕は一向に外れる気配もない。ボンドかなんかでくっついてんのか？
「あの、あなた同じグループの方ですよね？すみませんが通訳してくれませんか？」
真顔で女の子はそう頼んでくる。その様子から自然とこの子が俺たちのファンであるという可能性は消えた。まあもともとマイナスに近い値だったけどね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1397人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「EXO」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
YuMiN(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2016年9月3日 3時) (
レス) id: 54a7b44e79 (このIDを非表示/違反報告)
マリン(プロフ) - 続きが気になってます。早く読みたいっ!! (2016年8月19日 21時) (携帯から) (レス) id: e293f064e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ☆(プロフ) - こんばんわ！すごく続きがきになってます！更新楽しみにしてます！ (2016年6月1日 23時) (レス) id: 47151e5a8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - まだまだ、続きが読みたいペンです！更新ファイティン☆彡 (2016年2月13日 11時) (レス) id: 4e49b3f959 (このIDを非表示/違反報告)
g - 続きめっっちゃ気になります！！更新頑張ってください！！ (2015年12月27日 20時) (レス) id: a80fd3516f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：穂高
| 作成日時：2015年3月12日 7時
