今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:6,586 hit
小|中|大
【No.7】 ページ8
俺は、旅人の呟いた『エレノアちゃん』の一言で、
デルカダール王国の今は亡きお妃様に良く似て、美しい容姿を持ち、
デルカダール王国王女としての教養を日々身に付けつつ、
幼い頃から俺や、ホメロスと共に剣術、体術の訓練を受け、
魔術、軍術の勉強をしていた、デルカダール王国第一王女であり、
俺と、ホメロスの幼馴染兼親友であった、
A様を思い起こした。
彼女には、俺とホメロス以外にもう御一方親友が居られた。
それがユグノア王国最後の王妃であり、今目の前に居る
勇者イレブンの母親でもあるエレノア様であった。
A様と、エレノア様は歳が近かった事もあり大変仲が良く、
お互いに『エレノアちゃん』「Aちゃん」と、呼び合う仲だった。
もしかするとこの旅人は…A様なのか…?
確かに、旅人のフードから見える濃い紫色の髪はA様と同じではあるが…
しかし、A様は16年前のユグノア王国が魔物達に襲われた日亡くなったはずでは…?
取り敢えず俺は、旅人に真偽を確かめる為に話を聞こうとしたその時
魔物達が砦を襲ってきた事を知らす鐘の音が砦中全体に鳴り響いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
9人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蜜柑 | 作成日時:2018年6月17日 20時