【No.10】 ページ11
砦の中に入ると、中で俺達魔物討伐部隊の帰りを待っていた民達と、
デルカダール王国国王様、砦内の警備に当たっていたデルカダール王国兵達が出迎えてくれた。
俺の隣を歩いていたグレイグは、主君であるデルカダール王国国王見つけると、
デルカダール王国国王の元へ今回の魔物討伐の報告へ向った。
俺は、魔物討伐を喜び、今夜は宴にしようと盛り上がっている民達に背を向け、
本来ならばここに居るはずの双頭の鷲の片割れ、
知将の軍師ホメロスを探す事にした。
しかし、砦内を隅々まで探したが綺麗な金色の長髪に、琥珀色の瞳を持つ
"私"の幼馴染兼親友の1人である彼を見つける事が出来なかった。
何処に行ったのだろうか…。と考えて居ると背後からデルカダール王に報告を済ませ、俺を探していたらしいグレイグがやって来た。
「A様…此方に居られましたか。」
『あら、探してくれていたの?私は少し探しモノをしていたのだけど、見つからなかったわ。』
「はい、探して居りました。それはそうと、探し物でございますか?」
『えぇ。ねぇ、グレイグ…私の親友…貴方の片割れは何処に居るの?』
「ホメロスは…」
グレイグがホメロスの事を話そうとした時誰かが「儂から言おう」と言って、グレイグの言葉を遮った。
声のする方へ目を向けるとそこにはデルカダール王国国王が居た。
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作者名:蜜柑 | 作成日時:2018年6月17日 20時