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お昼、友人は別の用事があるらしく、ぼっちご飯です。
……前世ぶりだなぁ。ちょっと懐かしい。そんなにしたことないけど。
「あの、先輩……。」
「あれ、奏舞君?どうしたの?」
ここ、三年生の教室なのに。
まぁでも、
「あ、……別に、なんでも……。」
「そう?ちょうど話したいと思ってたし、教室は入りなよ。」
そういって手招きすると、奏舞君はおずおずと教室に入ってくる。
可愛いなぁ……。
後輩ちゃんってみんな可愛いけど、奏舞君が一番かも。
自分が担当してるから、贔屓目っていうのもあると思うけどね。
なんて考えながら、奏舞君に向き合う。
「お昼ごはんは?食べなくていいの?」
「……先輩と食べようと思って。」
……可愛すぎる。
恥ずかしそうに視線をずらしてるとことか、ほんと可愛い。
ついつい、頬を緩めてしまう。
奏舞君のおかげで、私の表情筋は緩みっぱなしだ。後輩の可愛さ、恐るべし。
「私の隣の人居ないし、座っちゃいなよ。」
「でも、いいんですか?」
奏舞君は優しいなぁ。
「いいと思うよ?ちょっと座るくらい。私の席も結構他の人が使ってるし。」
何より、自分の所有物じゃないし。学園のだからね。
そう付け加えると、奏舞君は納得したらしく、軽く頷いて座る。
「さ、時間あんまりないから早く食べちゃお。」
「はい。」
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*柑橘類*@馬鹿同盟(プロフ) - 鈴白らむねのサブさん» あんがと((( (2021年9月6日 11時) (レス) id: dcab7e85b3 (このIDを非表示/違反報告)
鈴白らむねのサブ - すこ。 (2021年9月5日 12時) (レス) id: 9cd855a560 (このIDを非表示/違反報告)
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