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two ページ3

「先、輩?」

……いけない。またぼーっとしちゃってた。

「ごめん。」

「いえ、僕は大丈夫ですけど……先輩、どうかしましたか?」

「ん〜……ちょっとね、奏舞君と初めて会った時のことを思い出してた。」

ちょっと笑って筆を置く。

「初めての後輩だったからなぁ……嬉しかったよ、とっても。」

「っ、ほんとですか……?」

期待と不安が入り混じったような声が耳に入った。

「ほんとほんと。君が私を指導係に選んでくれたこともね。」

「それは、先輩の絵に感動したから。」

「えへへ、ありがと。」

嬉しいなぁ……。

私の絵に、感動か。


『君の絵、とってもきれいだね!』


「っ……。」

懐かしい。直感的に、そう感じた。

なんでかな。

「先輩?具合悪いんですか?」

「いや、大丈夫だよ〜。」

それより描こう、と促すと、優しい奏舞君は話を掘り下げないでくれた。

「えっと、……先輩、ここは何色がいいと思いますか?」

「奏舞君が好きな色で塗ったらいいと思うよ。ここは中心になる大事な色だから。奏舞君の綺麗な髪の白色とか、瞳みたいなグラデーションでもいいかも。」

そういうと、奏舞君は悩みだす。

よしよし、いい傾向。自分で悩んで、描いていけるのはすごいことだから!

先輩らしくなるために、頑張ろう!

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*柑橘類*@馬鹿同盟(プロフ) - 鈴白らむねのサブさん» あんがと((( (2021年9月6日 11時) (レス) id: dcab7e85b3 (このIDを非表示/違反報告)
鈴白らむねのサブ - すこ。 (2021年9月5日 12時) (レス) id: 9cd855a560 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*柑橘類* | 作者ホームページ:(・・)←  
作成日時:2021年9月5日 11時

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