love train (ページ8)

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「勿論2人の名前とか覚えてるけどさ！一応自己紹介しとく？」

田中くんは気がきく人。

「あー賛成！2人は俺らのことあんま知らないかもだしね～」

森本くんは優しい。

『じゃあ、私から、、。
岡野Aです。趣味はピアノだけど、最近の楽しみは通学電車、、、かな！笑』

「はははっ！通学電車に何あるのー笑」

運命の王子様！なんて言えるわけもなく、

『うーん、秘密かなあ』

少し拗ねた顔をする森本くん、子供みたいな可愛いとこあるなーって

「ま、いつか教えてよね！俺は森本慎太郎。空手やってた～、運動得意かな！」

「じゃあ私、、、。早坂ななこです、、！趣味はお菓子作り、、」

「まじ！今度食べたい～。俺は田中樹、特技は慎太郎たちの相手すること笑ラップとかよく聞くかな。』

2人って意外とお似合い、、？なんて思ったりもして

「あ、お前ら班きまったら班長決めとけー」

ずっと黙っていた(寝ていた)先生がだるそうに喋る

『ななこちゃん、森本くん、田中くん、班長どうする？』

「みんなやりたくないでしょ？面倒だし。俺やるよ」

真っ先に口を開いたのは森本くん。

「え、いいの？慎太郎」

『じゃあ私やるよ、やりたい！森本くん委員の仕事も大変でしょ？』

きっと森本くんは気を遣って言ってくれたんだと思っ
たから。

「大変じゃないけど、、、岡野さんがそう言ってくれるなら任せちゃおうかな、ありがとう」

「なんか俺ダサかったじゃんー笑岡野さんイケメン～」

男の子に、イケメンと言われて嬉しい女の子はどこにいるんだろうか

「いいの？Aちゃん。」

『うん！班長とかちょっと憧れだったし～笑』

これは本当。班長ってなんか優等生感あっていいなぁって思ってたけど、なれなくて15年笑

「あ、それよりさ、"岡野さん"とか"早坂さん"とか堅苦しいから名前で呼んでいい？」

ちょっと自分も思っていたことをサラッと言える田中くんは慣れている感じがする

女の子に笑

『ちょっとそれ思った、全然いいよ！』

「わ、私もいいよ！」

「樹ちゃんとAちゃんとななこちゃんと俺、慎太郎くんね～」

軽くボケをかます"慎太郎くん"

「いや、樹くんだから」

ちゃんと突っ込む"樹くん"

「2人って面白いね、！」

「ななこちゃんに言われると照れるってー」

なんだかいい班になりそうだ。