love train (ページ21)

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「つまり好きってことです！友達からでもいいんで！」

AHAHA～

告白しているテンションとは思えない

絶対軽いやつだ

『ちょっとよくわかんないんでお断りします』

これ以上面倒事を増やすのも難だし、すぐ横に慎太郎もいるし、クラスのみんなの注目も浴びまくってることもあり、きっぱり断る

「まあ、そう簡単にはいかないか～、、。俺諦めないから覚悟しといて！」

そう言って去っていく彼

本当に何が起こったのかわからない

そして慎太郎の方を見れない

「あははっ、やっぱアイツやべーさすがアメリカ人笑笑」

意外にも彼は笑っている

慣れたことなのだろうか

『ねえ慎太郎、笑ってる場合なの、、？』

「俺のことめっちゃ気にしてたでしょ、A。俺だって諦めてないから、ジェシーと同じってわけだ」

敵増やしちまったぜー、

そう呟くと慎太郎はクラスのみんなの方を向く

「みんなお願いだからこれ以上俺の敵増えないでね～笑」

『ちょ、慎太郎！』

つい最近まで秘密とか言ってたくせにして、いきなり大胆な行動をとる

これだから自由人は困るのだ

『恥ずかしいって！』

「あーごめんごめん笑でも俺が勝手に言ったことだからAはあんま気にしないでいいから、ね？」

いや気にする！

そう言いそうになったが、彼の愛らしい笑顔をみて許さざるを得なかった

「ちょっとA！さっきのことってもしかしてこのこと？」

ななこと樹が駆け寄ってくる

『慎太郎に言うなって言われててさ、、ごめん！』

「慎太郎自分から言っちゃってるじゃん笑」

「これ以上敵増やさないため～」

「お前らなんか尊敬するわ、、。ジェシーはなんかそんな気がしたけどね笑」

面倒なことになる、と樹が言ってたことを思い出す

やっぱ常連、、？

『なんでそう思ったの？』

恐る恐る聞いてみる

「この前さ、ジェシーがAのこと見るなり、あの子の名前何？って聞いてきたからさ笑」

なんだ、本当に一目惚れてきなやつなのか。

「あいつアメリカ人の血入ってるから、積極的だけどちゃんと相手してやれよ～」

理由になってない気もするけど、悪い人じゃないらしいし、取り敢えず頷いた

「あーー、ジェシーとは敵かぁ、、」

へこたれる慎太郎

慎太郎の方が100歩くらいリードしてる、
そう言おうと思ったとき、

京本さんのことが頭をよぎって開いた口を閉じた

軽率なのはよくないから、、、