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すばるサイド
エレベーターが完全に止まってもうてボタンも効かんし外と連絡できるもんも持ってへん…
裕「はあｯはぁ…」
す「ヨコ！」
壁に寄りかかっていただけやったヨコが、ぺたんと座り込んで、さっきよりも呼吸が荒くなってる…
す「大丈夫か？苦しい？」
裕「すば…る…ﾋｭｰ」
パジャマの上から胸の辺りを握りしめてるから苦しいんや…
それに発作の前に聞こえる変な音まで聞こえだした…
これ、ヤバイかも…
そうや！
いつも、こういうときに吸ってる薬！
す「ヨコ、吸入は？」
ゆっくりと首を振るヨコ。
ポケットのなかを探してみたけど入ってなかった。
裕「はあっはぁ…ﾋｭｰ…すば… 泣」
す「大丈夫、大丈夫やからな
もうちょっと頑張ってや」
いつも発作のときにされてるように、パジャマの上のボタンを開けて、壁に寄りかからせた。
涙目で必死に呼吸をするヨコ。
俺、もうなにすればええのかわからへん…
いつもこんな風になったら来てくれる大人も今はいない。
誰も助けてくれる人がいないこの密室で、ヨコの荒い呼吸だけが響く。
もしもこのままやったら、ヨコはどうなるん…？
す「だれかｯ…ｸﾞｽﾝ」
怖くなってきて目から涙が溢れてきた。
裕「すばｯ…ﾋｭｰ……だぃ…じょ、ぶ…?」
す「ヨコっ…」
こんなときでも俺の心配をしてくれるヨコ。
俺がこんなんでどうすんねん…
今いちばんつらいのはヨコや。
泣きたいのもヨコや。
俺が泣いてたらアカン…!
す「ごめんな、俺は大丈夫や!
ヨコ、頑張って
きっともうすぐ助けに来てくれるから」
片手でヨコの背中をさすりながら、もう片手でヨコの手を強く握った。
すると弱く握り返してくれた。
けどすぐにくたんと力が抜けて…
す「ヨコっ!!
起きてっヨコ!」
目を閉じて、動かなくなったヨコを揺するけどまったく反応しない。
嫌や…死なないで…
早く…大ちゃん、ニノ…
ヤス…丸……早く助けてや…!!
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きい - 二宮が二ノ宮になっています (2018年11月4日 3時) (
レス) id: 02442687e0 (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - るー∞さん» ありがとうございます！また是非お願いします!! (2016年5月26日 20時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
るー∞ - リクありがとうございました！これからも更新楽しみにしています(^^♪ (2016年5月26日 17時) (レス) id: 5ffd05db38 (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - 咲梨さん» リクエストありがとうございます！了解しました(*^^*)近々移行しようと思ってるので、そちらで書かせてもらいます!! (2016年5月22日 21時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
咲梨(プロフ) - 大倉くんが貧血で倒れる話をお願いします (2016年5月22日 19時) (レス) id: 8c73f7c6d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みの | 作成日時：2016年4月30日 21時
