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安田サイド
丸に病院連れて行ってもらってから4日が経った。
丸は毎日お見舞いに来ようかって言うてくれてたけど、
インフルって診断された手前、
うつしたら悪いと思って断った。
…と言っても、あの日あれだけ接触したもーたんやけどね(^^;
でもよかったことに、丸は元気やって言うし、
僕のほかにはインフル出てないって
毎日心配して電話して話してくれた。
丸「…章ちゃん、ちゃんと食べれてる?」
安「…んぅー?ケホッ…ゼリーとかぁ…」
丸「少しでも食べなアカンで?
あとちゃんと水分も摂ること!」
安「…はぁい……ゲホッ」
丸「それとー、…あっ、熱は?まだ下がらんの?」
安「…えっとぉ…熱はぁ…ケホッケホッ…さっき38.1…」
丸「まだそんなにあるん!?
章ちゃんさぁ、インフルだけやないかもやで?
あれから4日経ってるのに…
それとその咳も!明日もう一回病院行かへん?」
僕も正直ちょっと心配やってん。
4日経っても高熱は続きっぱなしやし、
昨日の夜くらいから乾いた咳が出るようになった。
“明日もあかんかったら考える”って丸には伝えて、それで電話は切った。
ただのインフルではなさそうなのは
自分ではっきりわかってるけど、
これ以上丸に迷惑かけたくないし…
早めに寝たろ思って、ぐいっと水を飲み干して、毛布にくるまった。
‥
安「ケホッ…ケホッ…」
…あぁもうっ、自分の咳が気になって眠れへん…
安「ケホッケホッ…ゲホッ…」
…あれ、ちょっとやばいかも…っ
咳が全然止まらへんし、ちゃんと息出来ん…
無理やり体を起こしてみたりしてみてもなにも変わらなくて、
ついには胃のなかのもんが上がってくる感じして、とっさにゴミ箱に手を伸ばして、中に顔を突っ込んで戻してもーた。
どうしようかとパニックになったとき、
スマホが鳴って、すぐに繋げると…
丸「さっきの続きさ、章ちゃん気にするやろうから先に言うとくけど、
明日は僕休みやから時間とか気にせんといてな?
…章ちゃん?しょうちゃーん」
安「まぅっ…ケホッケホッ…」
丸「えっ、章ちゃん!?」
安「まぅっ…どしよっ…ゲホッゲホッ…吐いたっ…」
丸「…待ってて?すぐ行く!」
安「ゲホッ…んっ…」
…迷惑かけたくないって思ってたのに…
ごめん、丸……
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rh?(プロフ) - すみません今ってリクエスト募集されてないですか?この小説今1番好きなんです、、、(T-T) (2018年1月20日 23時) (レス) id: 6ded627432 (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - 花音さん» なんとも嬉しいお言葉ありがとうございます!!ちゃんと更新できるように頑張ります(^^) (2018年1月16日 14時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - ユキさん» よかった(^^)ありがとうございます!お願いします(^^) (2018年1月16日 14時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
花音 - すごい面白いです!大変だと思いますが更新頑張ってください!! (2018年1月13日 18時) (レス) id: bc4267d0c9 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 間違えてないですよ〜(*'▽')また機会があればリクエストさせていただきます! (2018年1月11日 23時) (レス) id: 25f4ed2bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みの | 作成日時:2017年11月12日 21時