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すばるサイド
す「…んぅっ………ぇ…」
…気づいたらオレはベッドで寝かされてた。
確かトイレ行って、そのあと手洗ってて…
…そうや、そのとき発作が起きたんや…
ひとりでトイレに来てたから誰にも見つけてもらえんくて、
ずっとひとりで痛くて、怖くて、苦しくて…
でも……よかった、生きてた……
見えるのはいつもの天井。
苦しんだあとに見るいつもの天井で、
真っ白なさみしい壁が見えて、
聞き慣れた心電図の機械音が聞こえた。
す「…まぅ…？」
動く気配を感じてふと右を向いたら
オレが寝てるベッドに突っ伏して、
いすに座ったまま丸が眠ってた。
ずっとここにいてくれたんかな…
オレがどれくらい寝たままやったのかわからないけど、ありがと言わな…
丸の肩ゆすって起こそうとした。
起こそうと思って右手を上げて、
丸の肩に触れようと動かしたはずやった。
す「…あれ……なんでっ……？」
何度力をいれても右手が思うように開かなくて、
なんとか腕が持ち上がっても
オレの右手は丸の肩まで届くことなく、
どさっとベッドの上に落ちた。
うそやん……自分の手なのに…どうしてっ…
自分のからだなのに動かせないのが怖くて、
心臓がドキドキする。
一瞬で涙がぶわって溢れてきて、
怖くて怖くて…どうしようってことで頭がいっぱいになった。
そしたら、オレの胸についてた心電図の機械から
異常を知らせる音が鳴り出す。
丸「…すばるくんっ！」
す「まるっ…まるっ…ﾋｯｸｯ」
丸「よかった…目ぇ覚めたんや…
どっか痛いん？
泣かんよ、苦しなってまうやろ？」
隣にいた丸がガバッて起きて、オレのからだをさすってくれた。
ちゃうねん丸…
どこも痛くないんやで…？
ちゃんと右手がベッドに触れてる感覚もある。
オレの手やもん、当たり前や…。
それなのに…動かへんねん……
す「まるっ…おれっ、手がっ…」
泣きながら言ったら、
丸は目をまんまるに開いて驚いてから
眉毛を下げて悲しい顔をして、
そっとオレの右手をにぎってくれた。
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rh?(プロフ) - すみません今ってリクエスト募集されてないですか？この小説今1番好きなんです、、、(T-T) (2018年1月20日 23時) (
レス) id: 6ded627432 (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - 花音さん» なんとも嬉しいお言葉ありがとうございます!!ちゃんと更新できるように頑張ります(^^) (2018年1月16日 14時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - ユキさん» よかった(^^)ありがとうございます！お願いします(^^) (2018年1月16日 14時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
花音 - すごい面白いです！大変だと思いますが更新頑張ってください！! (2018年1月13日 18時) (レス) id: bc4267d0c9 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 間違えてないですよ〜(*'▽')また機会があればリクエストさせていただきます！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: 25f4ed2bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みの | 作成日時：2017年11月12日 21時
