＊ ページ6
大野サイド
今回は外泊の許可をあげられないことを伝えると、
わかりやすくうつむいたヨコと、
すがるように僕の服を掴んできたすばる。
す「…よこっ、楽しみにしてたっ…」
大「そうだね、楽しみにしてた気持ち、先生にもとってもよくわかる。
けどすばるもヨコの体が心配だから気にかけてくれてたんでしょ？
先生もいっしょなんだよ」
裕「……ｸﾞｽｯ」
大「ヨコ、今回はお休みして元気になろう？ね？」
裕「…うんっ」
ひとしきり泣いたヨコはごしごし涙を袖で拭って、
“おおちゃんありがと”って口にした。
ふたりまとめて抱きしめて、
「いつか自由に生活出来るように頑張ろうね。
先生たちがふたりも亮やたぁのことも元気にするから」
って声に出してふたりに約束した。
情けないことに“絶対”なんて言えなかったけど、
“いつか”は必ずみんなの病を治して
やりたいことを思いっきり出来るからだにしてあげたい。
弱い力で僕にぎゅっと抱きついたふたりの確かな鼓動を感じて、
今までよりいっそう決意を固めた。
大「…さぁ、そろそろ寝よう？
もうだいぶ遅い時間だもん」
裕「…オレな、行けなくてもよかったかも…」
大「…えっ？」
裕「だって、みんなのこと気になってまうもん。
オレが外にいる間みんなが苦しんでたらどうしようって…
だからな、ここでみんなの近くにいられた方がいい…」
す「そんなこと言ってたら、オレが先に外泊許可とるわ！
……けど、ひとりじゃ寂しいから、そんときはヨコもいっしょやで
いっしょに病院出ていっしょにあそぼ」
裕「それならみんなで外出たいなぁ…」
大「やっぱり目標はみんなで退院だね(^^)」
裕「そうやな…みんなで！」
その夢もきっと叶えようね。
目標に向かって頑張ってくれたら
僕らもそれに応えて支えるから
“みんなで” 退院、目指して頑張ろ、、
大「…おやすみ、ヨコ、すばる…」
fin
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rh?(プロフ) - すみません今ってリクエスト募集されてないですか？この小説今1番好きなんです、、、(T-T) (2018年1月20日 23時) (
レス) id: 6ded627432 (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - 花音さん» なんとも嬉しいお言葉ありがとうございます!!ちゃんと更新できるように頑張ります(^^) (2018年1月16日 14時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - ユキさん» よかった(^^)ありがとうございます！お願いします(^^) (2018年1月16日 14時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
花音 - すごい面白いです！大変だと思いますが更新頑張ってください！! (2018年1月13日 18時) (レス) id: bc4267d0c9 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 間違えてないですよ〜(*'▽')また機会があればリクエストさせていただきます！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: 25f4ed2bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みの | 作成日時：2017年11月12日 21時
