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丸山サイド




丸「たっちょん?見てへんよ?」


安「だいぶ前に部屋を出たらしいんやけど、
どこにいるかわからんくて…」


丸「えっ、たっちょんもしかしてまた…」


安「かもしれへんねん(^^;」



廊下で章ちゃんにすれ違ったら、
またもやたっちょんが行方不明だとか。


ゆうちんが見てて、気づいたらいなくなってて、
だれも行き先を知らないらしい。


またどっかに逃げだしてたりして…



安「僕、全部のお部屋回ってくる!
丸、他の階見てきてもらえる?」


丸「おん、わかった!」



どっかで呑気に遊んでるだけやったらええけど、
もし体調崩してたりしたらと考えるとぞっとする。



ほんま、心臓持たへんって(^^;



たっちょんの名前を呼びながら、
まずいちばん行きやすい隣の棟に行くために、
渡り廊下を進んでいくと、
窓に張りついて下を眺める男の子がふたり…



丸「なーにしとるん?」


「あっ!丸ちゃん!あのね、ネコさがしてるの!」


丸「ネコ?駐車場にー?」


「うん!いるんだって!」



“見えたー?”ってふたりで楽しそうに下を眺めてるから、
ほどほどにして早めに帰るように言ってその場を離れた。


そう言えば、前にたっちょん ねこさんに会いたくて勝手に外出てたっけ…


「あっ!」って男の子の声が聞こえて、
ネコおったのかなぁ、なんて思いつつ立ち去ろうとしたら、その次の言葉に驚いた。



「あっ!たぁくんだ!」


丸「…へっ!?たぁくんって…どこどこ?」


「ほら!あそこ!」



まさかネコではなくたっちょんが見つかるなんて思いもしなくて、
男の子の隣にしゃがみ、指差す方を見ると、
くまのぬいぐるみ持った小さな子がうろうろしてるから、あれは間違いなさそう。



なんで駐車場なんか…



よく見たら、たっちょん泣いてて、
キョロキョロしながら進んでるから、
もしかしたら帰り道わからなくなってもーたんかもなぁ…



…あっ、そうか、たっちょんの身長やと車の高さがあって回りが見えないんや…




……えっ、

ということは、車側にもたっちょんの姿は見づらいはず…



丸「…っ…大変やっ!」



たっちょんがあんな調子で飛び出したりしたら…!


駐車場で事故とか、洒落にならんって…っ…!




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rh?(プロフ) - すみません今ってリクエスト募集されてないですか?この小説今1番好きなんです、、、(T-T) (2018年1月20日 23時) (レス) id: 6ded627432 (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - 花音さん» なんとも嬉しいお言葉ありがとうございます!!ちゃんと更新できるように頑張ります(^^) (2018年1月16日 14時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - ユキさん» よかった(^^)ありがとうございます!お願いします(^^) (2018年1月16日 14時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
花音 - すごい面白いです!大変だと思いますが更新頑張ってください!! (2018年1月13日 18時) (レス) id: bc4267d0c9 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 間違えてないですよ〜(*'▽')また機会があればリクエストさせていただきます! (2018年1月11日 23時) (レス) id: 25f4ed2bde (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みの | 作成日時:2017年11月12日 21時

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