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「おい道枝お前、彼女に何してん！？」
教室に入ると、仲の良い木村が切羽詰まった様子で話しかけて来た。
「何した…心当たりしかあらへん…」
「姫主の様子、ヤバくね？」
「え？」
見ると、自分の席に座り普通に本を読んでいる。
いつも通りの光景だ。
「何がヤバいん？」
「朝、すっげえ無表情で登校して来たから。しかも一人やし。お前ら登校は一緒やったやん」
「うう…」
怖い。
俺、もしかして嫌われてるん？愛想尽かされたんかな？
「ま、早いとこ仲直りせえよ〜」
仲直りしたいのはこっちやっちゅーねん。
そして来てしまった昼食時間。
長尾を含めた数人の友達と食堂へ向う。
「みっちーは唐揚げ定食？」
「いや、今日は…先に席取ってくるわ」
「？ ありがとう。」
気が重い。
作ってもらった以上、完食しないという選択肢はない。
だが、完食出来ないような辛さだったらどうしよう。
やっと席を見つけると、みんな戻ってきた。
「え、道枝が弁当！？」
「あはは…」
思わず力なく笑ってしまう。
俺大丈夫？ 目、死んでるよな？
せっかく光希に褒められた目が死んでるよな？
あぁでもどうせ今から胃袋ともども死ぬんやから関係あらへんわあっはっは。
「大丈夫か？なんか怯えてね？」
「顔面蒼白で笑うイケメンって怖いんだな」
何やらコソコソ言われているが気にしない。
すると、考え事をしていた長尾が口を開いた。
「…みっちー、もしかしてそれ、光希が作った？」
「うん。よう分かったな」
「その弁当箱使ってる光希、見たことあるもん」
たちまちバカどもに囃し立てられる。
「お？愛妻弁当か？」
「姫主ちゃんの弁当、俺も食ってみたい！」
「うるせぇバカども！絶対やらんわ！」
「みっちーが怒った〜！(笑)」
俺は恐る恐る弁当を開ける。
見ると、ラップに包まれた綺麗な形のおにぎりが３つ。
そしてその上には、…メッセージカードが…！！(震え)
こんなにキュンとこないメッセージカード、未だかつてあっただろうか。ないな。
恐る恐る読むと、
[どれが辛いおにぎりでしょうか？]
俺は頭を抱えて一言。
「まさかのロシアンルーレットやんけ…！」
俺のただならぬ様子を感じ取ったのか、バカどもが話を聞いてくれる体制になった。
それに甘えて、ポツポツと話す。
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美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2020年2月21日 19時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
織恋寺 - ありがとうございます！ (2020年1月26日 19時) (レス) id: e2a2120dbe (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ@オリフラ外し隊(プロフ) - 織恋寺さん» 可愛らしい名前でしたので記憶に残っておりました(笑) 楽しんで頂けて嬉しいです！リクエストありがとうございました。頑張ります！ (2020年1月26日 9時) (レス) id: 0ad919f62a (このIDを非表示/違反報告)
織恋寺 - 前もリクエストさせて頂きました！覚えててくださって嬉しいです！今回の話もとても楽しく読ませていただきました！ありがとうございました。これからも応援してます！頑張って下さいね！ (2020年1月25日 22時) (レス) id: e2a2120dbe (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ@オリフラ外し隊(プロフ) - 浅倉吏玖くんさん» 賢い判断ですわよ(( ひめりく、良いですね！シンメ名はそれで決定ですね。 (2020年1月25日 14時) (レス) id: 44ee139e8d (このIDを非表示/違反報告)
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