▽ ページ20
メイキング
年末年始、道枝は体調を崩していた。
カメラマン「体調は大丈夫ですか？」
道枝「大丈夫です。…いやもう、こんな短い時間で体調を崩してしまう自分が恥ずかしくて。光希にも怒られました。“自己管理はプロの仕事やで”って。」
〔光希、隣に座る〕
姫主「あれ？ 看病したの誰やっけ？」
道枝「…光希。」
姫主「ふふ(笑) ま、治ったんなら何より。」
カメラマン「仲良いですね。」
みちひめ「…まぁ。」
〔光希と18期生〕
姫主「みんな練習しとるねぇ。」
先生「はい、休憩にします！」
「「ありがとうございました。」」
姫主「はい、グミ。」
「ありがとう〜」
姫主「お年玉代わりな。」
「お菓子なんていつもくれるやん」
「お年玉みたいな特別感ないで」
「お年玉ちょーだい」
姫主「…グミやらんぞ？」
「「ごめんなさい！」」
周りが休憩している中、たった一人で練習している人がいた。
姫主光希。関西ジャニーズJr.の紅一点である。
「…やっぱり、ファンの皆さんはウチらに期待して来てくれている訳であって。
ウチが遅れを取ることで、全体の完成度が落ちるのが嫌なんです。
常に最高のパフォーマンスで、ウチらに預けてくれた時間を最高のものにしたい。
だから、体力もない才能もないウチは必死こいて練習してます。(笑)」
だが、彼女は一人ではない。練習をしていると、一人、また一人と、人が集まってきた。
丈「おい、休憩せぇよ」
光希「うん、あと三回やったら休憩するわ。」
謙杜「俺もやるー！」
正門「倒れんで？」
誠也「光希、そこ、ターン少し早くやった方がカッコいい。」
光希「…こう？」
丈「そうそう。はい休憩しろ。プリンあげるから。」
光希「はーい。ありがとう」
丈「炭酸のオレンジジュース、売ってなかった…」
光希「何気に希少価値高いねん、あれ(笑)」
謙杜「いった…！！」
光希「謙杜、ウチのアイシング使って。」
謙杜「ありがとう。」
光希「…踊れるん？」
謙杜「…うん。ごめん、自己管理もプロの仕事なのに、ほんまごめん」
光希「いや、これはしゃーないわ。体調管理万全でもアクシデントは起こる。けど、笑顔で踊れへんのなら休め。」
謙杜「笑ってられるで。」
光希「楽しめる？」
謙杜「楽しめる。」
光希「おし、あと30分で出来る限りの処置はするわ。」
謙杜「ありがとう。」
光希「ん」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 663人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「紅一点」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2020年2月21日 19時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
織恋寺 - ありがとうございます！ (2020年1月26日 19時) (レス) id: e2a2120dbe (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ@オリフラ外し隊(プロフ) - 織恋寺さん» 可愛らしい名前でしたので記憶に残っておりました(笑) 楽しんで頂けて嬉しいです！リクエストありがとうございました。頑張ります！ (2020年1月26日 9時) (レス) id: 0ad919f62a (このIDを非表示/違反報告)
織恋寺 - 前もリクエストさせて頂きました！覚えててくださって嬉しいです！今回の話もとても楽しく読ませていただきました！ありがとうございました。これからも応援してます！頑張って下さいね！ (2020年1月25日 22時) (レス) id: e2a2120dbe (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ@オリフラ外し隊(プロフ) - 浅倉吏玖くんさん» 賢い判断ですわよ(( ひめりく、良いですね！シンメ名はそれで決定ですね。 (2020年1月25日 14時) (レス) id: 44ee139e8d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
