▼ ページ3
.
「おはよぉ…｣
「おはよ｣
朝迎えに行くと、眠そうな顔で目を擦りながら出てきた光希｡
手には綺麗にラッピングされた袋を持っている｡
…いやなんか背中に隠されてんけど｡
「なに隠したん？｣
「…えっ、と…その…あー…｣
目をキョロキョロと動かして、覚悟を決めたようにこちらを見た｡
「ん！｣
ラッピングされた袋を胸に押し付けられる｡
「…なに？｣
「バレンタイン！良いから受け取れ！｣
…うわお｡
ツンデレ素晴らしい、破壊力100点満点ありがとうございます｡
そんなことを考えていると、見つめられてると勘違いしたのか､
「…なに！？」と逆ギレされた。怖い怖い｡
「いや…ありがと、食っていい？｣
と言いながら袋を開けようとすると、｢アカン！！｣と止められた｡
「…なんやねん｣
「これは、誰もおらん所で一人で開けろ！ええな！？｣
やけに命令系だが、従わないと俺の体が(物理的に)ぶっ飛ぶので、コクコクと頷く｡
あとで開けよーっと｡
☆＊＊＊＊＊☆＊＊＊＊＊☆
…っさぁ！やってきました独りの時間！
自室でドキドキしながら、目の前の袋を見つめる｡
去年のバレンタインは
後から発覚した｢俺だけ特別｣という事実に
キュン死したのだから、今年も気を付けなければ｡
──長かったなぁ｡
学校でそわそわしてたら長尾にニヤニヤされ､
収録前に楽屋でなにわ男子としてのを貰って､
メンバーと食べて｡
待ちに待ったチョコレート、オープン！
「…すげー｡｣
キラキラと輝いて見える､
小さくてカラフルなハート形のチョコレート達｡
試しに１つかじって見ると、中にジャムが入ってた｡
そして、…手紙｡
開いてみると…
駿佑へ
いつもありがとう
これからもよろしく｡
大好きです
光希より
…俺、今年も無事キュン死｡
☆.*°.*°.*°.*°.*°.*°.*°
まだセーフですよね！？
ほら！まだ１週間しか経ってない！(白目)
…ほんと、ごめんなさい！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 583人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「紅一点」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2020年2月21日 19時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
ちぎり(プロフ) - ひいらぎさん!!!いつも楽しく読ませてもらってます!!めっちゃ姫ちゃんのファンです!!!よし良ければできる時間内でいいので、更新楽しみに待ってます、!!! (2019年10月23日 23時) (レス) id: c26172d6ea (このIDを非表示/違反報告)
いっちー - 続き見たい！ (2019年10月9日 20時) (レス) id: 2169c2a8bd (このIDを非表示/違反報告)
廉しょり@爆発物処理班 - 良かった！まだ更新してくれるのね！ひぃちゃんペースでいいからね？関ガーは永久に不滅です。 (2019年9月23日 10時) (レス) id: 0a53d9968d (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - いつでも待ってます！これが終わっちゃったら楽しみが無くなっちゃうので！これからも頑張ってください！ (2019年9月21日 22時) (レス) id: 1589c54f78 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
