怪獣だらけの栄斗家！《kj∞》

22:素直な末っ子。 ページ22

side：信五


慌てふためくすばるを抑えながら、亮に頼む。


雛「亮！何でもええからあったかいもん、持ってきてくれ！


あと…章大と隆平も呼んできてくれ！」

・

亮「っ！わかった！！」


本を放り出してリビングを飛び出す亮。


何とか落ち着いたすばるを離した。


す「ヒナ〜！どないすんねん！！忠義が…」


雛「とにかく大丈夫やから！な？」


忠「ぉん…、大丈夫やってぇ……っ、っくしゅんっ！！くしゅんっ！」


大きなくしゃみをしながら、たつは起き上がる。


でも……全然大丈夫そうには見えないわけで。

・

・

雛「たつ！動くn…」


す「忠義ぃ〜！！俺が看病したるから、安心しろよぉ〜」


……いや、お前に看病されても安心できひんやろ……。

・

・

そう思ったけどつっこまないでおく。


亮「信兄！！とりあえず、いっぱい持ってきたで？！」


亮がリビングに飛び込んでくる。


これで揃った。


俺はたつをソファーに強制的に寝かせて、毛布をかけてやる。


そして、体温計を押し付けた。

・

雛「ちゃんと測るんやで？！」



ちゃんと念を押して。


たつは意外にも素直に頷いた。


よしよしって頭を撫でながら。


雛「晩飯……どないするかな……」


ぼそっとつぶやいた。

23:ベタ惚れ。→←21:忠義が大好き。

ラッキーマルのギャグ

アマースッ♪

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す