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11。 ページ11

「ん・・・・・」



「ここは・・・」



あ・・、そっか。



先輩が運んでくれたんだっけ。



ガラ―



大「あ、目覚めた?」



「あ・・はい」



大「よかったわ〜。食堂で倒れてたんやで」



はい、お水って私にわたしながら先輩は心配そうに言ってくれた。



「あの、運んでくださってありがとうございました」



大「あ、いえいえ。それよりさ、足の青あざと擦り傷どうしたん?」



「・・・・!」サッ



大「あ、なんかごめんな」



言えない。先輩と話したら、クラスメートにやられたなんて・・。



大「事情はわからんけど、なんかあったら俺にいいや?」二コ



いえない・・・。



男は頼れない。頼らない。信じられない。



何かを言ったところで、いつかは信頼を裏切られる。



男は、みんなそういう生き物なんだ。



大「俺は、小倉の味方やで」



この人は・・。



どうしてそんな無神経なことを言えるのだろう・・。



私を、どこまで惨めな思いにさせる気?



大「今日残したカレー明日、食べよう「ないで・・!」



大「え?」



「どうせ、裏切るくせにそんな無神経なこと言わないで!!」



「俺に言って。頼って。信じて。だけど、最後には裏切られる!
 もう、こんな惨めな思いはしたくないの!この痣だって・・・!」



大「・・・・っ」



「あなたと話しただけで、クラスの人にいじめられる!」



大「は・・・?」




「もう、男の人も周りの人も信じられない・・・!」



「あの時・・、カレーを一緒に食べなければこんなことにはならなかった・・・」



大「・・・・っ」



私は、涙でぐちゃぐちゃになりながら叫んだ。



自分でも、何を言ってるのかわからないほど・・。



ぎゅ



「・・・・・っ!」



「はなして・・・」



大「はなさへん」



「はなしてよ!」



大「はなせへん!!」



大「俺・・、お前から目がはなされへんねん」



大「それは・・、お前に恋したからやと思う・・・」



「だから・・・・っ!」



大「わかってる。過去になんかあったんやろ?
 でも、俺は諦めへん。お前が俺を信じられるようになるまでまってる」



「・・・・・っ」



バカなの?



そんな日は、一生こないのに・・・。

































って、その時はそう思ってた。

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設定タグ:関ジャニ∞、大倉忠義 , カレーライス   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:∞たちエイト∞ | 作成日時:2016年8月2日 16時

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