月に光るペンダント [Fuma.K] ー3ー (ページ34)

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ペンダントページ34

『良かった…』

風磨『ﾌｯ、早く、行ってこい』

『う、うん』

って言って、

何か、少し照れた顔？なのか分からないけど、それで、見送られた。

「今思えば、気持ち悪い！あんな顔、一切したことない……」

うん。

日本に居るときも、あんな顔したことがない。

「えっ、夜から雨でも降るんじゃないの？」

「怖い怖い！」

急いで帰ろっ！

「ただいまー！」

いつも通り、お店の裏から入って

「お父さーん！お店手伝うよー」

ｼｰﾝ

えっ、いつもなら、〃おう！頼む！〃

って声が聞こえるのに、

誰もいない

「どこ、行ったんだろ？」

調理場にも、お父さんの姿は見えない。

とりあえず、カバンを家に置いて、お店の方に行った。

「お母さーん、おとう…」

のれんをくぐって、お母さんにお父さんは何処に行ったの？

って思ったのに、店の中に居たのは、

「えっ」

アイツ、1人だけ…

風磨「よう」

何で、居るの？って聞こうとしちゃったけど、
バイトで家に住むことになったんだから、居て当たり前だって思った。

「お父さんとお母さんは？」

風磨「夫婦で買い出しに行った。」

「そ、そう」

風磨「凄く買い出しに行くのを迷ってて、
それで、俺が店見てるんで、行って来てくださいって言った」

「そうなんだ」

風磨「てか、お前の制服姿、久々に見た…」

って、いきなり真剣なトーンで言われたから、戸惑って、

「ど、どうせ似合ってないって言うんでしょ！？」

って、言ったら

風磨「いや、すげぇ似合ってる…//」

って、手を拳にし

拳を口元を覆って、照れ？ながら？言われた。