月に光るペンダント [Fuma.K] ー3ー

ペンダント ページ25

「ごめんなさい。分かんないです…」









？「やっぱりあの頃と変わってない。そんなにトロイから奪われるのよ」









「う、奪われる？」









相沢「相沢。相沢夢。」









…









…









「夢ちゃん！？」









相沢「そうだよ」









「えっ！何で！何で！！」









相沢「ごめんね。いきなり掛けちゃって…」









「全然いいけど…どうして番号…」









相沢「由依ちゃんから聞いたの…」









「あぁ！由依から！」









相沢「Aちゃん。今さらだけど、本当にごめんなさい。」









「もう、いいよ！大丈夫だから！」









相沢「あんなことして、許してもらえるなんて思ってない」









「本当にいいんだよ！それに、もう吹っ切れたし！」









相沢「えっ…どうゆうこと？」









「えっと、好きじゃないって事」









相沢「えっ待って！付き合ってないの！？」









「うん」









相沢「嘘っ！？」









「嘘じゃないよ(笑)」









相沢「でも、そっちにいるんだよね？風磨くん？」









「うん、何か分かんないけど、アメリカに居る。」









相沢「風磨くん、頑張ってたもんね…」









「夢ちゃんは理由知ってるの？」









相沢「知ってるけど、言わない。」









「えっ！なんで！？」









相沢「彼の口から言うと思うから」









「…」









相沢「でも、これだけは言えるよ。」









「何？」









相沢「風磨くん、必死に勉強してたよ。寝る時間も削ってたみたいだし」









必死に勉強…？









「どうして？」









夢「それは、内緒♪」









「そんな…」









相沢「でも、信じてあげて。彼の事。
って私が言える立場じゃないんだけどね…」









「夢ちゃん…」









夢「あの時、本当にごめんね。」









「ううん、良いよ！」









相沢「あのさ…友達で居てくれる？」









「うん！」

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