月に光るペンダント [Fuma.K] ー3ー (ページ2)

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ペンダントページ2

風磨side

風磨「アメリカ！？」

中島にAの居場所を聞くと、アメリカと言われた。

健人「うん、Aちゃんが居るのはアメリカだよ」

風磨「なんでまた、アメリカに…」

アメリカに何の理由が？

すると、中条が…

由依「Aのお父さんが、アメリカで仕事してるんです」

アメリカで仕事か…

健人「風磨、どうする気？」

風磨「どうするって…行く」

そうゆうと、中島が…

健人「それなんだけどさ、もう少し待ってみたらどう？
Aちゃんの所に、行くのは反対じゃないんだけどさ…」

風磨「じゃあ、何？」

健人「卒業するまで待ってみたら？」

風磨「なんで？」

健人「卒業はしといたほうがいいよ。卒業まで後、3ヶ月だし
大学の進路をアメリカにすればいいんじゃない？」

中島の意見には、反対派じゃないけど…

風磨「でも…」

健人「でも、何？」

風磨「ほら、その…」

由依「あっ！Aなら、大丈夫ですよ！
まだ、好きな人も居ないって言ってたので」

こいつ、エスパーかよ！

風磨「居たら困る。」

健人「あれ？嫉妬風磨ちゃん出てきた？」

誰が、嫉妬風磨ちゃんだよ…

風磨「中島、ふざけんな」

健人「はいはい。そんなカリカリすんなって！」

由依「あっ！？」

いきなり中条が声を出した。

健人「どうしたの？中条さん」

由依「昨日、Aとメールしてたんですけど、
なんか、アメリカで会った、佐藤くんって人と住んでるみたいですよ」

風磨「はっ！？」

健人「えっ！ちょっと待って！それ本当なの？」

由依「はい、昨日言ってましたよ」

風磨「ムカツク…」

健人「それはヤバイな…」

風磨「やっぱり行く」

椅子から立ち上がった瞬間、中島が俺の腕を掴んだ。

健人「風磨、落ち着け。」

風磨「落ち着けねぇよ」

健人「Aちゃんを信じろよ」