Dとネコ (ページ45)

今日:22 hit、昨日:0 hit、合計:25,713 hit

D.44 ページ45

筋トレを終えて廊下へ出るとジヨンヒョンとたっぴょんがいた。

『お疲れ様です～なにしてるですかー？』

『テソン待ち。』

『ご飯行くぞー！』

なんていう適当な誘いを受けて、近くのバーに来た。

『ここのナポリタン美味しいよね！』

『お前、これはボロネーゼだよㅋㅋㅋㅋ』

僕待ちなんて、何か話しでもあったのかな？

『あ、そうだテソン。』

ジヨンヒョンがスマホを取り出す。

『これ見てほしいんだけど、、』

それはInstagramのメッセージの画面。
さすが世界のGDさん、めちゃくちゃメッセージ来てるじゃないですか。

『気になるのあったら開けていいよ。』

スクロールしている時に、ある一つのメッセージが目に止まった。
みんな、僕がネコ飼ってること知らないからそのことに触れているメッセージが多い中、
『テソンさん、お世話になりました。』
というメッセージがあった。

『これ？』

『あ、そうそれ。飼い主からじゃないかなーって話してたんだ。』

まず、ジヨンヒョンがAの捜索をInstagramで呼びかけていたなんて知らなかった。
本当に優しいヒョン。

メッセージを開けると、

『テソンさん、お世話になりました。
オムライスやハンバーグを食べさせていただいたり、歌を聴かせていただいたり、短い間でしたが楽しかったです。』

と書いてあった。

オムライス？ハンバーグ？
これはもうAだと確信した。
飼い主ということかな？

もちろん僕の選択は一つ。

『ヒョン、僕、この人と連絡取りたいです。』