Dとネコ (ページ17)

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C.16 ページ17

オムライスを食べたらお腹いっぱいになってしまった。

うとうとしてきて寝てしまっていたみたい。

目を開けるとそこには大好きな人がいた。

えぇ、なんでテソンがここに？！

あ、そうだネコになってテソンのお家に飛んできてしまったんだった。

なんだか悲しいような、嬉しいような不思議な気持ちがした。

隣で眠るテソンはとっても綺麗な顔をしていた。

すべすべのほっぺたに、プルンプルンの唇、まっすぐ伸びたまつげ
どれもテレビやスマホではみられない細かいところまで綺麗に見えてしまう。

ちょっと興味半分でほっぺたをつついてみた。

寝ている彼の口から
ぷすーーー
って音がした。

「あははは、かわいいおもしろい！」

『んー？』

テソンが起きてしまった。

(あ、ごめんなさい。すべすべで、つい。)

『だいじょうぶ～～』

本当に優しい人でよかったTT

怖い人だったら怒られちゃってたね。

(テソンさん、目が開いてないです笑笑)

『なにが僕の目が小さいですか～ちゃんと目がありますよー！』

(はいじゃあ、これ何本ある？)

手をパーにして視力検査。

って私ネコでした、、

5本もあるわけない、、

『それは一本！でも吸盤がかわいいね～』

ネコで良かったのか悪かったのか。
手を見せただけでかわいいと言われるんだからいいとしよう。