Dとネコ (ページ15)

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C.14 ページ15

ギュルギュルギュル

『お腹の音だー！ㅋㅋㅋㅋ』

、

思えば昨日の夜から何も食べてなかった。
しかも、下がらない熱のせいで毎日うどんしか食べてなかったから、いい匂いにつられてしまう。

『お腹空いてるの？』

(とっても、、)

しかもね、わたしオムライス大好物なの。
これから毎日ネコのエサ食べなきゃなのかな、、
美味しいご飯がたべたいな、、

『今ネコのエサないよー、、』

(ひとくちオムライス食べたい！！)

『え？お腹壊しちゃうよ』

(おねがーい、テソンさん！)

『アニアニ、ダメだよ～』

と言ってテソンはオムライスをくれなかった。

『ぼく、トイレ行ってくる～』

テソンがダイニングから離れて出て行った。

今だチャーンス！

ただ、ネコだから手が短くてスプーンが持てなかった。あたりまえか。

よし、こうなったら右の前足を突っ込むしかないね！

恐る恐る手を突っ込んでみた。
相変わらず部屋中、オムライスのいい匂いがする。

『あーお手て突っ込んでるーㅋㅋㅋ』

げ。見つかってしまった。

でももう御構い無し！
こうなったら食べてやる。

オムライスはオムライスだった。
おいしい、、！！

『おいしい？』

(うんmgmgmg)

『ならよかった、お腹空いてたんだもんね、食べて！』

どうやら私はネコの形をしているけど、人間の食べ物が食べられるらしい。