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8 とめどなく ページ8
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「みんな来たね」
何を言われるか怖くて、ソファの隣に隠れるように座った。
「今日集まってもらったのがさ、、」
やだな、聞きたくないな
「みんなの不安とかを話してほしかったんだ」
…よかった
俺の話じゃなかった。
「最近、ちょっとみんなしんどいよね、、？」
でも俺の番になったら…。
みんな俺の不安なんて聞きたくないだろうし、俺もいやだ。
爪をかじっても落ち着かなくて、貧乏ゆすりをしても焦りは増すだけ。
どんどんみんな話していく。
ああ、俺のことなんか気づかないで終わってくれたらいいのに。
「俺、ジェヒョンのことが心配なんだ」
突然聞こえた俺の名前に爪をかじる口も、揺れていた足も止まった。
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作者名：椿 | 作成日時：2021年9月20日 21時
