お団子頭のメイクさん (ページ14)

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まあ、後悔しても時すでに遅しなので、遠慮なくトンカツを堪能することにした。

一つ奥のテーブルに座る彼女を見ながら。

JW「ヒョン、カツまじうまいよ」

YT「ここは親子丼もいけるな〜」

HC「ドヨニヒョンのうまそー。もらいっ」

コレも食べろアレも食べろ、ついでにソレよこせ、と気づけば丼ぶりの中はサーカス状態。

俺、何注文したんだっけ。

それでも美味しくてむしゃむしゃと食べ進めると、今度はお酒が席に回ってきた。

カンパーイとメンバーの誰かが言ったのを合図に、どんどんお酒が喉を通って行く。

その間もずっと彼女を横目でチラチラと見た。

楽しそうに飲みながら向かいにいるマネヒョンに笑いかける。
俺は幸せです、なんてマネージャーの背中が物語っている。

トンカツを食べて、お酒を飲んで。ご飯を放り込んで、またお酒を飲んで。

正直、ここまでだ。

覚えてるの。

だから、すごくすごく今混乱している。

混乱というか最早気絶しそうだ。

どうしてオレは、彼女の肩に頭を乗っけているんだろうか。

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